ビフィズス菌のエサは、オリゴ糖や水溶性食物繊維
100g当たりの水溶性食物繊維がもっとも多いのは、(1)の「ごぼう」です。ごぼうは、100g中に2.7gの水溶性食物繊維を含んでいます。
「あずき」と「おから」は不溶性食物繊維を多く含む食品で、いずれも100g中に約11g含んでいます。
ビフィズス菌がエサとするのは、オリゴ糖や水溶性食物繊維です。
オリゴ糖には消化性と難消化性があります。消化性オリゴ糖は小腸で消化・吸収されてしまいますが、難消化性オリゴ糖は小腸で消化・吸収されずに大腸まで届き、ビフィズス菌などのエサとなります。
食物繊維は人の消化酵素で消化することのできない物質で、大腸まで届きます。食物繊維には多くの種類がありますが、水に溶ける水溶性食物繊維と水に溶けない不溶性食物繊維とに大別できます。不溶性食物繊維は、おもに便のかさを増して腸のぜん動運動を促し、便通促進効果があります。水溶性食物繊維はおもに腸内細菌のエサとなります。