2014年の「虎ノ門ヒルズ 森タワー」の誕生から、「虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー」(2020 年竣工)、「虎ノ門ヒルズ レジデンシャルタワー」(2022 年竣工)と拡大・進化を続けるこのエリアに、2023年10月6日「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」が新たに開業。施設にはホテルやショップ、レストランが今後続々と開業を予定している。
その第1弾の目玉が「虎ノ門ヒルズ駅」の改札からすぐ、緑に包まれた900坪のスペースに造られた、食を中心とした新たなスポット、その名も「T-MARKET」だ。
立ち食い寿司にモダンチャイニーズ、本格の味をお値打ちで
●『立喰いすし 魚河岸 山治(やまはる)』
1985年創業の仲卸『山治』の名を冠した目利きのプロが立ち上げた立ち食い寿司店。高級店と同じクオリティの寿司が1貫100円~という手頃な値段もうれしいもの。
『山治』は元々貝類専門の仲卸だったこともあり貝類のネタも自慢で、オリジナルが「アサリの軍艦」(400円)。剥き身を素焼きしてから酒蒸しして、仕上げにツメダレをひと塗り。香ばしさと凝縮した旨みを、キリッと酸味を立たせた赤酢のシャリの風味が引き立てる。
●『雅宝 ARBOL seiro』
広東料理をベースに、イタリアンやフレンチなどの要素も取り入れたモダンチャイニーズ。
看板メニューのひとつが「徳島県 金時豚の皿焼売」(1200円)で、金時芋を餌に育てられた上質な豚肉をシンプルかつ大胆にアレンジ。甘い香りと濃厚な味わいを楽しめるひと皿に仕上げている。
他にも蒸篭料理はバラエティ豊かに揃えており、定番の小籠包やチマキから、アヒージョやガーリックシュリンプなども。小皿料理から黒酢の酢豚といったメインまで幅広くオンメニュー。ワインとのペアリングも提案してくれる。