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値段もわからず門がまえに敷居の高さを感じてしまう寿司屋。いざ入ってみて値段にビックリなんていう「肝が冷える」思いは夏でも誰でもしたくないもの。

しかし実は、おいしいネタを揃えたコスパの良い町の寿司屋が東京には数多くある。今回はそんな、町寿司のおいしいお店のなかから、今年開店した人形町の『すし其一(きいつ)』を紹介しよう。

お好みでもおまかせでも気軽に選べて懐にやさしい

好きなネタを好きな順番で、気の向くまま。それはちょっと、ひとり旅の快楽に似ている。小肌の次は好物の玉子かホタテか、寄り道で毛ガニを肴に一杯やろうか。

もちろん行先が決まったツアー的なおまかせもいいが、それ一択じゃないのがうれしいところ。

何てったって上質な素材が1貫80円~の明朗会計だ。

『すし其一(きいつ)』2023年7月に開店

懐と相談しつつ自由旅を楽しめる。そう、旅の舞台は人形町、初代の人気店『すし宗達(そうたつ)』が手掛けた期待の新鋭である。

お値打ちの秘密は代表の新田真治さんが毎朝豊洲へ出向き、仲卸と信頼関係を築いて質のいい魚を手に入れる努力を惜しまないから。

特にマグロは有名仲卸「やま幸(ゆき)」から仕入れる上物で、ハッとする色香が赤酢のシャリと蜜月に絡まり口いっぱいに広がる。

穴子もあえて通常より大物を使うのは、仕込みに手間を掛けてもよりふっくら感を楽しめるように。目指すはなるべく安く、おいしく、気軽に。『其一』の旅、間違いない。

■人形町『すし其一(きいつ)』店舗情報

[住所]東京都中央区日本橋人形町1-19-5 エムズクロス人形町5階
[営業時間]11時~14時、17時~23時
[休日]不定休 ※施設に準ずる
[交通]地下鉄日比谷線ほか人形町駅A5・A6などから徒歩すぐ

『おとなの週末』2023年11月号より

……続く<東京のうまい 「最強の町寿司」 ベスト7軒で実食…高コスパ、一貫 《110円》 からで一見さん、ソロ活でも大丈夫。>でも、リースナブルにいただける町の寿司店を調査隊が実食しました。

『おとなの週末』2024年8月号
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おとなの週末Web編集部
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