×

気になるキーワードを入力してください

SNSで最新情報をチェック

東京にいながら、まるで異国に来たような感覚を味わえる『ベトナムフェスティバル2025』が2025年5月31日(土)と6月1日(日)の2日間にわたって、代々木公園で開かれる。2008(平成20)年にスタートしたこのイベントには、日本各地から数多くのベトナム料理店が出店する。NHKの連続ドラマ『東京サラダボウル』(計9回、2025年1~3月放送)にも登場し、専門店も増えつつあるベトナムのサンドイッチ「バインミー」の魅力に迫るとともに、イベントで味わえる“本場のベトナム”イチオシのメニューを紹介する。

異国をひと口で感じられる「バインミー」とは?

ふとした週末、心のスイッチを切り替えたいときがある。そんなとき、旅に出るほどの余裕はなくても、心だけなら軽やかに異国へと飛ばすことができる。バインミーという名の、1本のサンドイッチとともに。

近年、日本でもよく見かけるようになった「バインミー」の専門店。カリッと焼かれたフランスパンに、なますやパクチー、甘辛い肉が詰まったこのベトナム風サンドイッチは、まさに“食べるベトナム旅行”だ。ひと口で、あの国の空気がふわりと漂ってくるような感覚に浸れる。

2025年の初めから話題となったNHKのドラマ『東京サラダボウル』でも、バインミーが登場。外国人居住者の方たちの暮らしや人生に光を当て、そこに向き合う刑事と通訳人の目線で、異国で生きる葛藤に出会っていく物語を描いたこの作品では、国際色豊かな様々な“食”が登場している。その中でも、女優・奈緒演じる主人公がバインミーをほおばるシーンが印象的だった。

バインミーは20世紀初頭、フランス統治下のベトナムで誕生した“融合の料理”であるという歴史を持つ。軽やかな米粉入りのバゲットに、現地の調味料や具材を合わせ、ベトナム人の「安くておいしい」を追求した結果たどりついた、唯一無二のかたちだ。

日本各地からベトナム料理店が出店するため、様々なベトナム料理が並ぶ

レバーパテに豚肉、なます、パクチー、ヌックマムやチリソース。噛むたびに甘辛・酸味・ハーブが混ざり合い、五感がほどけていく。地方によって具材や味つけが少しずつ異なり、バインミーひとつで北部・中部・南部の“食の旅”ができるとも言われる。

次のページ
“本場のベトナム”を東京で味わえる!
icon-next-galary
1 2icon-next
関連記事
あなたにおすすめ

この記事のライター

おとなの週末Web編集部
おとなの週末Web編集部

おとなの週末Web編集部

おとなの自動車保険

最新刊

初夏の風が爽やかに吹く今日この頃。2025年5月15日に発売される「おとなの週末」6月号では、ニッポ…