出張や旅行先で、その地元のクラフトビールを飲むことを“旅クラフトビール”と呼び楽しんでいる『おとなの週末』編集部のクラフトビール好き編集えびす。今回は春先に出かけたベトナム・ハノイでの“旅クラフトビール”の模様を2回に分けてお届けします!
人気ピッツェリアのオリジナルクラフトビールに遭遇
コロナ禍を経て久々の海外旅行、ベトナムはハノイに行ってきた。
海外に限らず、旅に出たら、私は必ずその地のクラフトビールを飲むというルールを課している。
ベトナム航空の機内でまず1本。ハノイを代表するメーカー「ビア・ハノイ」のビールをいただく。軽口で飲みやすいアジアらしいビール。それにしても午前中に飲むビールのなんと旨いことよ。機内食をつまみに、ベトナムの大手メーカー・サオヴァンビールの「ゴールドスターラガー」もいただいた。
ノイバイ国際空港に到着し、車でハノイ旧市街へ。ホテルにチェックイン後、ベトナムコーヒーやバインミーを楽しみつつ散策したあと行ったのが、『Pizza 4P’s Trang Tien(ピザ フォーピース チャンティエン)』。麻布台ヒルズにも出店した人気店だ。
メニュー表に目をやると、オリジナルクラフトビールがたくさんある。やった! かなり悩んだものの、最初はグビッといきたく「Yuzu Wheat」をチョイスした。タイ湖(西湖)の方にあるブルワリー「7BRIDGES」とのコラボビールである。
ちなみに、西湖の方には数軒ブルワリーがあるようだが、今回はそちらへ行くルートを計画していなかったので、せめてこのビールで行った気分を味わうとしよう。
ゆずがしっかり香りながらもウィート(小麦)エールらしい軽やかな飲み口。すいすい飲めてしまったので、早くも2本目を注文した。もう一丁スッキリ系を飲みたくて、「Session IPA」を選んだ。
こちらは、ホーチミンのブルワリー「PASTEUR STREET BREWING(パスツール ストリート ブリューイング)」とのコラボビール。ホップの華やかな香りが鼻を抜け、クリアな飲み口。これまたするする入る。
で、そのビールたちと合わせていただくお料理は、前菜から美味揃い。とりわけメインのピッツァがまぁおいしいことおいしいこと。
「ブッラータパルマハム」というピッツァのミルキーなブッラータチーズがとてつもなくおいしく、パルマハムの塩気や生地、ソースとの一体感も抜群。まさか、ベトナムでピッツァに感動することになるとは思いもしなかった。