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旬の食材は食べて美味しいだけではなく、栄養もたっぷり。本コーナーでは魚や野菜、果物など旬食材の魅力をご紹介します。
さて、今回のテーマとなる食材は?

文/おと週Web編集部、画像/写真AC

■トロピカル

正解:グァバ

難易度:★★★☆☆

サラダやスムージーにもぴったり

グァバはフトモモ科に属する常緑樹で、熱帯、亜熱帯地域を中心に広く栽培されている果物です。

グァバの果実は丸型や洋ナシ型などさまざまな形があり、果皮は緑色から黄色に変化します。果肉には小さな種が多く含まれているのが特徴で、完熟すると甘い香りが強くなります。

果肉には、赤肉種・白肉種・ピンク肉種があり、それぞれ食感や風味が異なります。

赤肉種は果肉が濃いピンクから赤色で、ねっとりとした食感と濃厚な甘みが特徴。白肉種は果肉が白く、シャキシャキとした歯ざわりでさっぱりとした甘みが特徴。ピンク肉種はその中間で、やわらかくジューシーで甘みと酸味のバランスがよく、香りも華やかです。

日本ではおもに沖縄や鹿児島などの温暖な地域で栽培されています。

世界に160種以上の品種があるとされ、地域によって呼び名も異なります。

日本では「蕃石榴(ばんせきりゅう)」や「バンジロウ」と呼ばれることもあり、沖縄では「バンシルー」として親しまれています。

旬の時期は一般的に夏から秋にかけてで、国内では6月から10月頃がもっとも美味しい時期とされています。

赤肉種やピンク肉種は果肉がやわらかく甘みが強いため、半分に切ってスプーンですくって食べても、皮をむいてスライスしても美味しくいただけます。

シャキシャキとした歯ざわりでさっぱりとした甘みを持つ白肉種は、皮をむいてサラダに加えると爽やかなアクセントになり、酸味が引き立ちます。

完熟すると果皮の青臭さが気になることがあるため、皮をむいて食べましょう。

完熟したものを生で食べるのが基本ですが、ジャムに加工したりジュースやスムージーにするのもおすすめです。

ジャムにすれば甘酸っぱさが凝縮され、パンやヨーグルトによく合います。ジュースやスムージーにすると香りが際立ち、トロピカルな爽快感を楽しめます。

グァバは果実だけでなく葉も利用されており、葉を乾燥させて煮出した「グァバ茶」は健康食品として人気があります。果実とは異なる成分が含まれており、生活習慣病予防などに役立つとされています。

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美味しいグァバの見分け方
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おとなの週末Web編集部
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