泊まればぐっすり眠れる、という宿泊プランがあるんですって。ホテルにはいろんな遊び方がありますこと。というわけで、『お茶と眠りのめぐりステイ-1899 Sleep Journey-』を体験してまいりました。
リラックス空間で快眠への滑走路を進む
東京タワーや芝公園、増上寺の桜も近い御成門駅で降りて、『ホテル1899東京』さんにチェックイン。周りには、立ち食い蕎麦の名店『そば作』や、ランチは行列で夜は30分だけ営業の人気レストラン『洋食すいす』があります。
オフィス街にある小さくて綺麗な佇まい、お茶がテーマのブティックホテルということで、一階は日本茶メインの明るく落ち着いたガラス張りのカフェレストラン。インバウンドのお客様も大勢、喫茶を楽しんでいらっしゃいます。ホテルフロントは2階でございます。
エレベーターを降りて、あれ? どこがフロントだろうか、と意表をつかれましたのは、茶室っぽいデザインの空間に「コの字カウンター」があり、とてもホテルと思えない意匠だったから。
長辺の片方はレセプションデスク。もう片方はお茶でもてなすティーカウンターになっているのでした。茶釜が埋め込んであって湯が沸いている! 宿泊中にはここで、抹茶や、ほうじ茶、深蒸し茶がいただけるのであります。
ホテルの名前に入る「1899」の数字は母体である『龍名館』創業年の明治32年を表していて、古くからのもてなしの伝統がスッと一本、線が通っている感じが伝わってきます。
実は、「さぁ、眠るぞ、どうだ」くらいの気負いと共に来た私でしたが、チェックインをするまでにも、すでにリラックス空間、リラックス時間に癒され始めているのだなと思った次第。いい睡眠への滑走路を進んでいる気分です。
そこで、小さなリーフレットをふたついただきます。ひとつは近隣のお散歩案内(今の季節、どこでどんな花が咲いているかのガイド)、もうひとつは「部屋に着いたら、書き込んでみてください」と渡されたピンク色のふたつ折りの紙。
まずお部屋へ向かいます。ドアを開けると、モダンジャパニーズの仕立て。照明器具は茶筅をイメージしたデザインで、電気で熱が入ると香りが立つ香炉も、焙じたお茶のアロマです。
アンパックすると(私、どんな短いステイでも、カバンを全部出してホテルの引き出しや棚に入れる癖があります)、もう一度、さっきのコの字のティーカウンターに戻りました。
早速。お抹茶をいただきながら、ピンク色の紙をチェック。「春のセットアップノート」です。
質疑応答に答えていくと「自分への手紙」が出来上がるような仕掛けになっていて、「この一年間、どんなことがありましたか」などの設問の答えを、お茶の香りの中で書きこんでいたら、自分の文字が、割とグッと心に沁みました。「よく考えると、ここんところ、かなり頑張ってるな、でも上手くいってないな」みたいな素直な気持ちに。








