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人形町といえば、やはり老舗は外せません。これまでに小誌「おとなの週末」で紹介した老舗の一部をここでは紹介します。人形町にはまだ足を運んだことがないという人は、まずはここらから初めてみてもいいかも。

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【創業1912(明治45)年】卵でとじないモダンなカツ丼が人気『小春軒』

山縣有朋の料理人だった初代の小島種三郎さんと妻の春さんの名前から「小春軒」。人気の「小春軒特製カツ丼」は卵でとじないモダンなスタイルだ。

小春軒特製カツ丼1500円

『小春軒』小春軒特製カツ丼 1500円 戦前に人形町界隈のサラリーマンに愛された味を30年ほど前に復刻。今もお客さんの半分が注文するという。割り下でサッと煮た野菜の風味もいい。豚肉は近所の老舗精肉店「日山」から

ニンジンや玉ねぎなど香味野菜と目玉焼きの下にひと口サイズのロースかつが敷き詰められている。ブイヨンと少量のデミグラスソースを加えた割り下が風味豊かで、あっさりした食べ心地。味が染みたご飯も旨い!

『小春軒』

[店名]『小春軒』
[住所]東京都中央区日本橋人形町1-7-9
[電話]03-3661-8830
[営業時間]11時~13時半、17時~20時※土は昼のみ
[休日]日・祝
[交通]地下鉄日比谷線ほか人形町駅A2出口から徒歩1分

【創業1923(大正12)年】奇をてらわず伝統を守り続ける名店『喜寿司(きずし)』(※喜の字は本来、七が3つ)

由緒ある木造家屋は昭和の風情が心地いい空間。代々受け継がれる江戸前の仕事を守るのが店主の油井一浩さんだ。伝統の味は数多い。例えば徹底的な仕込みで素材の味と香りを生かした穴子、芝エビのおぼろをかませて握る才巻エビの「唐子づけ」など、どれも艶のある味わい。

にぎり8800円

『喜寿司(きずし)』にぎり 8800円 ふっくらとろけるような穴子は看板ネタのひとつ。ハート型に仕立てた「唐子づけ」は見た目も華やか。鞍掛けの玉子焼は芝エビと白身のすり身も入る。素材を生かした江戸前の技が宿る味わい

粒立ちのいいシャリとのバランスも最高。客を変に緊張させない上質なおもてなしも素晴らしい。

『喜寿司(きずし)』

[店名]『喜寿司(きずし)』
[住所]東京都中央区日本橋人形町2-7-13
[電話]03-3666-1682
[営業時間]11時45分~14時半、17時~21時半※土は~21時
[休日]日・祝、木は不定休
[交通]地下鉄日比谷線ほか人形町駅A3出口から徒歩3分

【創業1933(昭和8)年】長年愛されるデミグラスの奥深い味わい『芳味亭 人形町本店』

初代の近藤重晴氏は横浜「ホテルニューグランド」でサリー・ワイル氏に師事し、庶民の憧れだった洋食を日常でも気軽に味わってほしいと人形町で開業。ホテル仕込みの「ビーフスチュー」は伝統のデミグラスソースがコク深い味わいだ。

ビーフスチュー3630円

『芳味亭 人形町本店』ビーフスチュー 3630円 手作りにこだわるデミグラスソースは数日掛けて仕込む伝統の味。香味野菜や牛肉の旨み、スパイスなどの香りが折り重なる深い味は絶品。ごろごろと入る和牛は箸で切れるほどの柔らかさ

ほろりと崩れる和牛の柔らかさにうっとり。”スチュー”は初代の修業時代、「シ」が「ス」と聞こえたことから。今もその名で愛される。

『芳味亭 人形町本店』

[店名]『芳味亭 人形町本店』
[住所]東京都中央区日本橋人形町2-3-4
[電話]03-3666-5687
[営業時間]11時~15時、17時~22時(21時LO)
[休日]大晦日、元旦、他不定休
[交通]地下鉄日比谷線ほか人形町駅A2出口から徒歩1分

撮影/西崎進也(小春軒)、貝塚隆(喜寿司)、鵜澤昭彦(芳味亭)、文/肥田木奈々

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

※画像ギャラリーでは、人形町で出合った絶品料理の画像をご覧いただけます

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『おとなの週末』編集部
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