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旬の食材は食べて美味しいだけではなく、栄養もたっぷり。本コーナーでは魚や野菜、果物など旬食材の魅力をご紹介します。
さて、今回のテーマとなる食材は?

文/おと週Web編集部、画像/写真AC

■フワリ

正解:宇宙芋

難易度:★★★★★

むかごの巨大版です

宇宙芋とはヤマノイモ科に属するツル性植物の肉芽(むかご)の一種で、地中ではなく空中にぶら下がるように実をつける珍しい野菜です。カシュウイモと呼ばれることもあります。英語では「エアーポテト」と呼ばれています。

東南アジアを中心とした熱帯・亜熱帯地域が原産とされています。

表面はゴツゴツとしていて黒褐色、不規則にボコボコと隆起した見た目は、まるで宇宙空間から飛来した隕石のようにも見えます。

一般的なむかごは指先ほどのサイズですが、宇宙芋は大きなものでは1kg級になることもあります。

生命力が強く、成長期にはツルが1日に20cm前後も伸びるほどの勢いで葉を茂らせます。

大きなハート型の葉が密集して育つため、夏場の日差しを遮るエコな「緑のカーテン」として、学校や公共施設、家庭菜園などで栽培されることも多く、秋になると巨大な実を収穫できるという、二度美味しい植物でもあります。

旬の時期は、10月中旬から12月上旬にかけてです。冷たい風が吹き始め、ツルや大きな葉が黄色く枯れ落ちる頃になると、空中にぶら下がっていた実が自然と地面に落ち始めます。この自然落下のタイミングが、実が熟したというサインです。

国内では、スーパーマーケットの野菜売り場に並ぶような大規模な流通網に乗ることはほとんどなく、全国各地の農産物直売所や道の駅、あるいは変わり種野菜を好む個人の農家さんがひっそりと育てている、まさに「知る人ぞ知る」幻の野菜です。

気になる食味ですが、名前に「芋」とついている通り、加熱するとジャガイモやサツマイモのようなホクホクとした食感がありつつも、ヤマノイモ科特有のねっとりとした粘り気も併せ持っています。

皮は分厚く硬く、わずかに苦味もあるため、厚めに剥き落とします。

宇宙芋のホクホク・ねっとり感をダイレクトに味わえるのが「素揚げ」や「天ぷら」です。

長時間煮込んでも煮崩れしにくいため、カレーやシチューの具材にもぴったりです。

なお、苦味や有害成分を含む系統もあるので、野生株を自己判断で食べず、食用として栽培・販売されているものを十分に加熱して食べましょう。

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美味しい宇宙芋の選び方
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『おとなの週末』Web編集部
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