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覆面取材で見つけた間違いない店だけを掲載しているグルメ専門誌『おとなの週末』
【大阪スパイスカレー】おすすめ6選!激戦区大阪で独自に進化中

【大阪スパイスカレー】おすすめ6選!激戦区大阪で独自に進化中

大阪でのカレーの立ち位置はもはや“粉もん”に並ぶ勢い。独自に進化したスパイスカレー店が乱立し、ますます増加中だ。場所によっては徒歩でカレー店のハシゴができる密集地帯もあるほど(特にミナミ方面)。なぜ大阪でブームなのか?も徹底追及。

はじめに

大阪では独自に進化したスパイスカレー店が増えており、今や定番の粉もんに並ぶ勢い。明治時代に初めてカレーが国内に入ってきたとき、新しいものが好きな大阪人が一番先に飛びついた歴史もあり大阪でカレーが流行る下地はできていた。

大阪で独自に進化し、ブームが到来している理由とともに、大阪で人気のあるスパイスカレー店を厳選!いざ、魅惑のブームをとくとご覧あれ!

スパイスカレーはなぜ大阪で独自に進化したのか?

そもそもなぜ大阪にだけ、ここまで熱狂的なスパイスカレーブームが巻き起こっているのか。

大阪とカレーのつながりは実は古い。明治時代にカレーが日本に入って来た時、ご飯の上に黄色い液体がのっていることに、一般の日本人は気味悪がった。ただ、大阪人だけは「新しいもん好き」精神に乗っ取り、いち早く飛びついたのだとか。なかでも有名なのは、『自由軒』(1910年創業)。ご飯にルウを混ぜ込んだカレー飯のようなものに生卵を乗せ、混ぜまぜして食べるカレーだ。さらに今でも絶大な人気を誇る『インディアンカレー』に、『サンマルコ』『福島上等カレー』など、大阪に地盤を置くカレーチェーンは多い。これらの特徴は「最初は甘く感じるが、食べていくうちに辛くなる味」。甘さの素は野菜や果物を煮詰めたりしたもので、いわゆる日本的にいうダシのようなもの。インドカレーとは全く違う、ジャパニーズカレー(欧風カレー)を作り出した。

 一方、静かに息づいていたのが現地シェフによるインド料理店だ。スパイスの辛みが特化した純粋なインドカレーは、日本在住の現地人には受けたが、ポピュラーにはならなかった。しかし日本人向けにアレンジしたものが大阪で誕生。インドカレーとも欧風カレーとも違う、スパイスカレーの始まりである。

大阪・北浜にある『カシミール』(1990年頃創業)はそんなスパイスカレーブームの先駆者ともいわれ、カレーファンの間ではレジェンド的存在である。(なんとマスターはEGOWRAPPIN’の元ベーシストとか)。営業は平日のみ、12時オープンだが1~2時間遅れることはザラ。なのに行列。そして2~3時間で売り切れる、というハードルの高さから幻のカレーとも言われている。大阪のスパイスカレー店はほとんど何らかの形で影響を受けているといっていい。ここで種はまかれた。

そして2012年以降じわじわとカレーブームがやってくる。

大阪でスパイスカレーブームが絶賛独走中!

大阪のスパイスカレー店開業には、ある独特な法則が存在する。キーワードは「間借り」だ。「間借り」とは夜のみ営業するバーなどの閉店している時間(昼間)に調理場を借りて営業するスタイルである。カレーに目覚めた若者達が趣味を越えて「人に食べてもらいたい!」という気持ちから「間借り」営業が大流行り。隠れ家的小バコ&昼間限定、というレア感も手伝ってSNSなどにより拡散。HPなんかなくたって旨いと評判の店にはすぐに人が集まった。

『北新地 林家』もそのひとつ。

麻婆豆腐カレーなど、個性派を出せるのはリスクの少ない「間借り」システムならでは。オープン間もなくして連日満席の人気店になった。

【※閉店※北新地 林家/北新地】ピリリ花椒にシビれる「麻婆カレー」、中と印の刺激的な出合い 

写真:スパンキー麻婆カレー&チキンキーマちょいがけ 1000円

夜は欲望渦巻く北新地も昼間はふぬけて人もまばら。そんななか、どこからか香るスパイス香。テナントが密集する怪しげな雑居ビルの2階。深夜だけ営業するわずか9席の『深夜食堂 めしや』を間借りして、昼間にカレーを提供するのはピンクヘアがキュートなりんりんさん。注目はカレーマイスターの師と作り上げたという麻婆カレーだ。麻婆豆腐とスパイスカレーという主張強めな両者、一緒になれば意外にもベストカップルに。花椒のシビれが来た後に、キーマの旨みの波が押し寄せる。遊び心のきいたハート型のご飯にもほっこり。

【閉店】北新地 林家


お店の名物は「麻婆カレー」。麻婆豆腐とスパイスカレーの合わせ技メニューで、刺激の強さが癖になる逸品。女性店長のセンスが光るハート形ライスも可愛いです。麻婆豆腐独特の花椒の辛みと、スパイシーカレーの辛みがWで押し寄せる刺激的なカレー。ほかにはない個性的なメニューを楽しみたいならおすすめ。


[住所]大阪府大阪市北区曽根崎新地1-3-30 [TEL]06-6346-3132 [営業時間]11時半~15時(14時半LO) [休日]日・祝 [座席]カウンター7席/全席禁煙/予約不可/カード不可/サなし [アクセス]JR東西線北新地駅から徒歩3分

『アアベルカレー』も間借り卒業組である。某カレー雑誌にてグランプリを獲得し、人気が爆発。現地で修業したわけでも、経験があるわけでもない。ただカレーが好き。という一途な想いだけでこんなにも旨いカレーが作れる。

ただカレーが好き。という一途な想いだけでこんなにも旨いカレーが作れる。新店が出るたびにそのことに驚きを隠せない。もともとの大きな地盤があるからだろうか。

【アアベルカレー/九条】間借りからてっぺんへ独立を遂げ、さらに進化

写真:あいがけ(スパイスたまごトッピング)1100円

店主の安倍さんは独立の準備期間に改めてカレーを研究しにインドへ。学んだのは副菜の役割やバランス感。ビジュアルも完璧なカレーは、芳醇に香るスパイス、広がる旨み、後からくる辛みがたまらないと評判だ。脇を固めるダル、ライタ、アチャールなどの副菜たちの酸味や甘みも、研究の成果を感じさせる絶妙なバランス!

アアベルカレー


店主が独立する準備期間に自らインドに赴きカレーを研究しただけあり、アチャールやライタなどの副菜の酸味や甘味など味のバランスがよいと評判。もちろん提供されるスパイスカレーの味わいも抜群。スパイシーでありながら旨味が凝縮されていてカレー好きにはたまらない一皿に。某カレー雑誌でグランプリ獲得の有名店で足を運ぶ価値あり。


[住所]大阪府大阪市西区九条1-25-9 フジイエステートビル3F [電話番号]非公開 [営業時間]12時~14時半LO [休日]月・土・日・祝 [座席]カウンター5席、2席×2卓、4席×1卓 計13席/全席禁煙/予約不可/カード不可/サなし [アクセス]地下鉄中央線・阪神なんば線九条駅から徒歩1分

なかでも最近勢いがあるのがスリランカ&ネパールカレーだ。中央のライスを取り囲むようにルウと副菜が円形に並ぶワンプレートスタイル。俯瞰からのビジュアルが最高なうえ、インドカレーに比べスパイス、オイルが控えめで、薬膳的要素も持つカレーは、女性を中心に火がついた。

スリランカ代表は『セイロンカリー』

【セイロンカリー/長堀橋】 ガツンと来る辛みと旨み正統派スリランカカレー

写真:アンブラ 1000円

スリランカ料理に魅了されたオーナーの重國裕子さんが、スリランカからわざわざシェフを引き抜きオープンしたのが2013年。当初は閑古鳥だったが、カレーブームとともにじわじわと評判が広がり、今は開店時から行列必至。味の決め手は現地に特注するミックススパイス「トゥナハパ」だ。辛み& 旨み豊かなカレーは、副菜と混ぜ合えば全く違う味に変化。奇跡のバランス感はまさにアメージング!

セイロンカリー


正統派のスリランカカレーを楽しみたいならここ!2013年にスリランカからシェフを引き抜きオープンさせたお店。シェフがスリランカ人ということもあり、現地オリジナルのミックススパイスを駆使した本格派スパイスカレーが堪能できます。ルウとともにプレートに配置された副菜も混ぜ合わせると、風味や味わいが変化する点にも注目!


[住所]大阪府大阪市中央区南船場1-13-4 [電話番号]06-6125-5434 [営業時間]11時半~15時(14時半LO)、18時~22時(21時半LO) [休日]木、不定期で水のディナータイム [座席]カウンター4席、2席×3卓、4席×5卓 計30席/全席禁煙/予約可/カード可/サなし [アクセス]地下鉄鶴見緑地線長堀橋駅から徒歩5分

 ネパール代表は『ダルバート食堂』が、ほぼ現地の味を再現し、各国の特徴をよく現している(飲んだ〆に食べると二日酔い知らず!)。

【ダルバート食堂/谷町6丁目】体と心に染み渡るネパールのスパイシーカレー

写真:本日のワンプレート カレー定食 1000円

ネパールに恋した店主・杉野さんが2015年5月にオープン。年に1 ~ 2度は現地で食べ歩き、今年からは自身がアテンドするネパールツアーも実施予定の超フリーク。そんなネパールの魅力を伝えるべく提供するのは、現地で定食として庶民の胃袋を満たしている「ダルバート」。インドカレーと違いオイリーさがなく刺激的な辛さもない。物足りない、などと思うなかれ。素材の味をグンと引き出す絶妙なスパイス使いで様々な味が渾然一体になり、口内を至福に満たしてくれる。金曜のみの夜営業で酒に合うネパール料理も提供。

ダルバート食堂


ネパールで食べ歩きをしたネパール愛にあふれる店主が腕を振るうお店。こちらのスパイスカレーは現地で「ダルバート」と呼ばれ、インドカレーと違い辛さや油っぽさ皆無。それゆえに素材の旨味がストレートに感じられます。ランチタイムメニューもあり気軽に楽しめるのも魅力。大阪で本格的なネパールカレーが食べたいならおすすめ!


[住所]大阪府大阪市中央区内久宝寺町3-3-16 [電話番号]06-6770-5726 [営業時間]11時半~15時半LO、金曜夜営業18時~21時半(20時45分LO) [休日]火・不定休 [座席]カウンター5席、2席×2卓、4席×1卓 計13席/全席禁煙/予約不可/カード不可/サなし [アクセス]地下鉄各線谷町六丁目駅から徒歩5分

また、創作系では和の要素を取り入れたカレーも多い。『渡邊カリー』では鶏や鯛のダシを用いており、スパイスの奥に潜むほっこりとした味わいが毎日食べたくさせるのだ。肉厚カツのトッピングも日本的でかなりアツい。

【渡邊カリー/北新地】 肉厚カツが誘惑するダシ香るコクありスパイスカリー

写真:スパイスとんかつカリー 1150円

ドドンと鎮座する150g の肉厚カツ。さらにターメリックの黄、パクチーの緑、酢漬けキャベツの赤。その鮮やかなビジュアルで、SNS のアップ率は上々。店主の渡邊 理さんは元レシピディレクターというから合点がいく。「毎日食べられる味を」と発案されたカレーは、鶏や鯛のダシと現地直送のスパイス約11種を合わせた、舌馴染みの良いコクのあるひと皿。新登場のイカスミの黒カリーにも興味津々。

渡邊カリー


お店の人気メニュー「スパイスとんかつカリー」は、150gの迫力ある厚切りトンカツとスパイシーカレーのコラボ。緑色のパクチーや赤い酢漬けキャベツなど色合いも目に鮮やかな一皿です。鶏や鯛など日本人にもなじみあるダシにスパイスを11種類混ぜた奥深い味わい。和風アレンジのスパーシーカレーを楽しみたい方へ。


[住所]大阪府大阪市北区曽根崎新地2-2-5 第3シンコービル3F [電話番号]06-6346-3338 [営業時間]11時半~14時半LO、18時~21時LO※日祝は11時半~16時LO [休日]土 [座席]カウンター7席、2席×2卓、4席×2卓 計18席/全席禁煙/夜のみ予約可/カード不可/サなし [アクセス]地下鉄東西線北新地駅より徒歩3分

そして筆者的に必ず訪れてほしいのが『旧ヤム鐵道』。スパイスカレーに和洋折衷の要素が凝縮したジャンルレスな一皿は、進化を続けるスパイスカレーの象徴そのものにも思える。

【旧ヤム鐵道/梅田】いつも先陣を走るカレーブームの底上げ隊長

今月のカレー4種かけ 1425円

ある月のメニュー「ローストスパイスが香ばしいぎゅうとんじゃがキーマにパセリと押し麦のタブーレ添え」「ケイジャンドライガンボ乗せ青チリで煮込む鮪と豚のキーマ」「ミックスハニーナッツと食べるさっぱり梅カツオ鶏キーマ」。興味をそそるラインナップに思わず前のめる。副菜が各カレーにあてがわれているのも面白い。そしていつ訪れても安定の美味しさで、マニアの間では既に殿堂入り化。そんな旧ヤム系の3店舗目にぜひ。

旧ヤム鐵道


食堂車をテーマにした大阪のスパイスカレー店。さまざまな種類のスパイシーカレーが楽しめますが、月替わりのカレーが4種類あり好きな辛さが選べます。シンプルなあいがけメニューもあれば3種類のルウをかけるトリプル、さらに4種類全部のせるオールがけなどまるでアイスクリーム店のノリ。ルウが混ざり旨味や香りがブレンドされ満足。


[住所]大阪府大阪市北区梅田3-1-3 ルクアイーレB2Fバルチカ [電話番号]06-6151-1544 [営業時間]11時~23時LO [休日]不定休ルクアイーレに準ずる) [座席]カウンター5席、2席×6卓、8席×1卓 計25席/全席禁煙/予約可/カード可/サなし [アクセス]JR大阪駅から徒歩1分

おわりに

グルメ専門誌「おとなの週末」編集部&ライターが、大阪を東奔西走し、本当に食べて美味しいと自信を持っておすすめするスパイスカレーの名店を厳選。スパイスががつんと来る、心にしみるなど、楽しみ方は自由自在だ。大阪へ来る際は、ぜひめくるめくスパイスカレーを巡る旅へ漕ぎ出していただきたい。



このグルメ記事のライター
※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。
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