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覆面取材で見つけた間違いない店だけを掲載しているグルメ専門誌『おとなの週末』
名古屋エリア限定グルメ情報(12) もうB級グルメと呼ばせない! 最高級食材を使った豪華絢爛な名古屋めしコース

名古屋エリア限定グルメ情報(12) もうB級グルメと呼ばせない! 最高級食材を使った豪華絢爛な名古屋めしコース

手羽先や味噌かつ、きしめんなど名古屋めしの多くは、安くて旨い、いわゆるB級グルメというイメージが強い。では、地元産の食材、それも最高級のものを使って名古屋めしを作ったらどうなるか? そんな試みが、イベントとして開催された……。

もうB級グルメと呼ばせない!最高級食材を使った豪華絢爛な名古屋めしコース/名古屋エリア限定グルメ情報(12)

手羽先や味噌かつ、きしめんなど名古屋めしの多くは、安くて旨い、いわゆるB級グルメというイメージが強い。

では、地元産の食材、それも最高級のものを使って名古屋めしを作ったらどうなるか?

そんなありそうでなかった試みが名古屋・池下の割烹料理店『蓬左茶寮』で「名古屋めしフェア」なるイベントとして開催された。

『蓬左茶寮』は、2012年に店主の松本善隆さんが開店。

地産地消にこだわり、自ら生産者や漁港を訪ね、魚介や肉、野菜はもちろん、調味料にいたるまで地元産の食材を使っている。B級グルメとは対極にあるような店である。

松本さんは農水省が認定した「地産地消の仕事人」。

認定を受けるのは、地元産の野菜などを販売する道の駅の駅長が多いが、料理人はレアケースとか。

しかも名古屋市内では松本さんはただ一人。

地元産の食材を使ったメニューの提案や料理教室などイベントの開催を通じて、地産地消の推進に取り組んでいる。

今回の「なごやめしフェア」もその一環だ。


「名古屋めしは、クリエイティブでセンスがある店主が考案したオリジナル料理が大半です。
今回のイベントは、いわば彼らと、彼らの料理に対するオマージュ。

どうせなら、地元産の最高級の食材を使って、もっと洗練されたコース仕立ての料理を作ってみようと思ったんです」と、松本さん。


コースのなかには、この時季にしか仕入れることができない幻の食材も入るため、イベントの参加費(料理代)は、1万円(税・サ別)と高額だが、こんなイベントは、後にも先にもないだろうと思い、参加することに。

結論から言えば、B級グルメの名古屋めしが一流の料理人と最高級の食材によって、ここまで洗練されたものになるのかと目から鱗が落ちた。

ここからは全11品のコースのなかで、とくに印象に残ったメニューを紹介しよう。

まずは二品目に出された「きしめん」。

きしめんの発祥については諸説あるが、松本さんは雉肉が入っていたという“きじめん説”に則って、焼いた雉肉が入っている。

これが旨いのなんの。まったくクセがなく噛むごとに濃厚な味が広がるのだ。

ほかにもほうれん草とかまぼこ、油揚げなども入り、見た目はきしめんそのもの。

ただ、巷のきしめんと違うのは、だしに昆布とまぐろ節を使っている点だ。

「だしの風味を味わいながらお酒もお楽しみください」と、松本さんが勧める通り、
つゆと日本酒を交互に飲むと、相乗的にどんどん旨くなるではないか!


こりゃたまらん!

フェアの目玉として出されたのは、「車海老フライ」。

愛知県の県魚にもなっている車海老は、夏から秋にかけて旬を迎えるのだ。

海老の身が透けるほどの薄衣で、表面はカリッと、中はレアに仕上げてある。

噛むと、甘みがじんわりと広がる。

もう、言葉を失うほどの旨さ!

しかも、海老フライに添えられているのは、これから旬となる松茸のフライ。


なんと贅沢なひと皿なんだ!

揚げ物は「味噌かつ」も絶品だった。

豚肉は地元産の愛知もち豚のロースを使用。

巷の味噌かつのなかには、肉そのものの味が味噌ダレの濃厚な味に負けてしまっていることがあるが、この味噌かつは肉の旨みと脂の甘みの方が完全に勝っていた。

味噌ダレに添えられた紅麹は唐辛子と和風だしが入ったピリ辛味。

二切れ目は、紅麹をつけて味の変化を楽しんだ。



コースを締めくくる食事として出された「海うなぎひつまぶし」(最上部の写真)を食べて、次はデザートが出てもう終わりと思いきや、
「お品書きには載せていませんが、あんかけスパを作ってみました。よろしければ召し上がりますか?」と、松本さん。

この時点で満腹だったが、繊細な割烹料理とは対極に位置するあんかけスパを松本さんの手にかかるとどうなるのかが気になる。


お言葉に甘えて、食べることに。

目の前に運ばれたあんかけスパは、玉ねぎとピーマン、ベーコンの、いわゆる「ミラカン」。

さぁ、食べようと思ったとき、
「ちょっと待ってください。今から仕上げますから」と、松本さんは皿の上で何かをすり下ろしている。

なんと、それはトリュフ。


こんなの、反則だ(笑)。

トリュフの香りとあんかけソースのトマトの香りと酸味がマッチしすぎるのである。


満腹にもかかわらず、あっという間に平らげてしまった。

「名古屋の味付けは濃いといわれますが、京都のように塩辛くも、東京のように醤油からくもありません。

東西の文化が混ざり合った名古屋の味付けは、ちょうどよい塩梅なんです。

『名古屋めしフェア』は単発のイベントですが、これからも地元の食材や調味料を使って、洗練された名古屋料理を作ってまいります」と、松本さん。


ご馳走様でした!

蓬左茶寮
愛知県名古屋市千種区仲田2-12-4 レインボー池下2階/[TEL]052-761-5503/[営]12時~15時(13時半L.O.)、18時~23時(21時半L.O.)/[休]水




永谷正樹(ながや・まさき)
1969年生まれのアラフィフライター兼カメラマン。名古屋めしをこよなく愛し、『おとなの週末』をはじめとする全国誌に発信。名古屋めしの専門家としてテレビ出演や講演会もこなす。

このグルメ記事のライター
永谷正樹@まとメシ

名古屋メシの専門家として、実際に食べてみて本当に美味しかったものや、名古屋のグルメ事情について、好き勝手に書き綴る。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。
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