廣東料理亜細亜|引き継がれる昭和中華の楽しさ!(中華料理/五反田)

五反田に降り立つとひょいと寄りたくなる店がある。戦後間もない1947年創業。界隈でも最も古い、広東料理「亜細亜」。とはいえ、特段古びた感じではない。黒を基調に使い込まれた調度に味はあるものの、清潔感があってきびきびした空気感。そして、食べたくなるのは親子3代受け継がれてきたその味だ。亜細亜 (アジア)[交]JR五反田駅

画像ギャラリー

廣東料理亜細亜(最寄駅:五反田駅)

「先々代からの作り方を引き継いで、余計な調味料は使わないから割とシンプル」とは、3代目の劉裕光さん。変わらぬ味を求めて、彼の生まれる前からのお客さんやお孫さんも訪れる。 全体に軽やかで、素材の味が素直に引き立つ。なおかつ酢豚の揚げ方も甘酢も、さり気ないところの加減が絶妙で、小細工のないシンプルな旨さの奥深さに気付かされる。なんとも楽しくなる、昭和の味なのだ。

酢豚

2000円

外側はカリッ、中はジューシーに揚げられた豚肉に、絶妙な加減の甘酢が絡む。甘酢あんかけ料理はこの店の看板のひとつ。ほかにも魚の甘酢あんなども日替わりである

シュウマイ(4個)

500円

肉肉しく中身がぎゅっと詰まった「シュウマイ」も人気。ハーフの注文も可。太くて立派、醤油の焦げ感、染み加減もちょうどよい「メンマとチャーシュー」に、青島ビールも思わず進む

青島ビール

550円

牡蠣の天ぷら

1800円

軽やかな中華風の衣でさくっと揚げられた「牡蠣の天ぷら」。熱々のうちに食したい

五目焼きそば

1000円

やや太めの麺の両面をよく焼いてから餡をかけるのが広東風の焼きそば。パリパリした麺に、海鮮や野菜、肉、種類豊富な具と餡がよく絡んで旨い

廣東料理亜細亜

東京都品川区東五反田1-13-9 03-3441-7824 [営]11時半~14時、17時~22時半(LO21時45分) [休]木(年末休12/30~1/4) [席]1階10席、2階26席、3階個室8席、計44席 カード不可/予約可 [交]JR五反田駅東口から徒歩1分

電話番号 03-3441-7824

 

 

 

2016年1月号発売時点の情報です。

 

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

画像ギャラリー

この記事のライター

関連記事

池袋の「ガチ中華」で発見した、《ディープな羊肉店》を覆面で調査…!塊肉、串焼き、ラーメン、「高いコスパの高級食材」を実食

覆面調査隊が 《最強の冷やし中華》 を発見…!町中華の “王道” から “謎のうまダレ” まで「4つの名店」で実食

なぜ人はふわとろ卵にそそられるのか。愛知県春日井市の町中華『仙楽』の「ふわ玉チャーハン&ミニラーメン」を食べて思うこと

大井町の『臚雷亭』には旨ウマ点心と紹興酒があるよ!! これぞコスパ抜群の「せんべろ立ち飲み中華」だ

おすすめ記事

一番人気は「世界一おいしい!?野菜やっぷりたまごサンド」 荻窪『Honey』は前職はデザイナーの店主が創り出す唯一無二の味

天皇、皇后両陛下が毎年ご出席 終戦から79年、「全国戦没者追悼式」の歴史を振り返る

本能寺の変で暗転した佐々成政の生涯 富山城を秀吉軍10万に囲まれるも大大名に復活、波乱の結末が待っていた

集まれ「酒クズ」!料理研究家・リュウジさんがガチで考えた!酒に合うレシピメニュー勢ぞろいの「限界!酒クズ酒場」が『九州熱中屋』とのコラボで実現

80年代に爆発的ヒット 初代カリーナEDは20年以上も時代を先取りしていた!! 

こんな握り、食べたことない…!取材NG《幻の三ツ星店》の最強メシ、ベスト5店に覆面で潜入

最新刊

「おとなの週末」2024年9月号は8月16日発売!大特集は「カレー」ザ・ベスト

全店実食調査でお届けするグルメ情報誌「おとなの週末」。8月16日発売の9月号は「カレー」を大特集。イ…