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全国で数多く走り始めたグルメ列車。そのなかで、もっとも都心に近い場所から走り始めるのが「西武 旅するレストラン『52席の至福』」。その名の通り最大定員は52名。4両ある車両のうち1両はキッチンカーで、2両が客室、1両はイベントスペースという、ゆったりとした作りになっています……。

注目のグルメ列車「西武旅するレストラン52席の至福」/2017年夏メニュー

 全国で数多く走り始めたグルメ列車。そのなかで、もっとも都心に近い場所から走り始めるのが「西武 旅するレストラン『52席の至福』(以下「52席の至福」)」です。  その名の通り最大定員は52名。4両ある車両のうち1両はキッチンカーで、2両が客室、1両はイベントスペースという、ゆったりとした作りになっています。この車両はもともと通勤用電車4000系を改造したものですが、4000系の立ち席を含めた乗車定員が500名以上なので、52席がいかにぜいたくなレイアウトかがわかります。  また、この車両のデザインは日本を代表する建築家で新国立競技場のデザイン担当でも話題の隈 研吾さん。秩父の四季をまとったエクステリアと地元の木をふんだんに使ったインテリアです。車内に乗り込めば流れるように配置された天井の木々と、背もたれを低くして車内を広く感じさせるシートやテーブル、シックで落ち着いた様子が鉄道ファンの目から見ても素晴らしいです。 『おとなの週末』本誌、2016年10月号「この秋乗ってみませんか? グルメ列車の旅」でこの列車を紹介させていただきました。  池袋駅(日にちによっては西武新宿駅)から西武秩父駅に向かうブランチコースと、西武秩父駅から都心に向かうディナーコースがあるのですが、本誌取材のときにはディナーコースに乗車しました。夕方の西武秩父駅を出発して、ゆったりと供されるコース料理。和、洋、中の垣根を越えたワンプレートのオードブルにはじまって、メインディッシュのころには車窓を街の灯りが流れます。列車ならでは雰囲気においしい料理、列車名通り至福の時間を過ごすことができました。

「52席の至福」では季節ごとに新しいメニューになります。今回は2017年の夏メニューの試乗会に乗車することができました。  今回も3人のそうそうたるシェフが料理を監修しています。  中/井上和豊さん スーツァンレストラン陳(東京)  和/成田洋平さん 菊乃井本店(京都)  洋/藤尾康浩さん La Cime(大阪)副料理長 ディナーのメニューは、 ◎前菜 ♦わ♠わ♥わ♣ ~感動で彩る三色のオードブル~  スープ 岩魚すし キュウリとキウイのグリーンガスパチョ  メイン 蜜汁火局牛肉~牛肉の豆鼓オーブン焼 四川の香りをのせて~  麺 夏が薫る鮎の冷汁うどん  デザート 百香果西米露~チャイニーズ・トロピカル・スイーツ  どれも、夏の涼を感じられて、満足の料理でした。  盛り付けや、弁当が中心のグルメ列車のなかでは珍しく、加熱調理も車内で可能なので、おいしい麺類や、焼きたての料理を楽しむことができるのも「52席の至福」の特長です。  日帰り旅で、ちょっと贅沢な旅気分を味わえる「52席の至福」、ぜひ乗ってみてください。

<西武旅するレストラン52席の至福> ブランチコース 池袋駅(または西武新宿駅)から西武秩父駅まで 10000円 コース料理+西武線1日フリー切符 ディナーコース 西武秩父駅から池袋駅(または西武新宿駅)まで 15000円 コース料理+西武線1日フリー切符+ウェルカムドリンク+おみやげ いずれも土休日を中心に運転、予約はインターネットからで2名から予約可能。 詳細は「52席の至福」専用Webサイトへ https://www.seiburailway.jp/railways/seibu52-shifuku/

都心の駅に進入してきた明るい色合いの「52席の至福」。
沿線の地産木材を使い、落ち着いて広々したインテリア。
ブランチコースのメニュー、約3時間でゆったりと味わえる。
ディナーコースのメインディッシュ、食べ応えのある肉と冷たい野菜のコントラストで夏の涼を楽しめる。
車内で加熱調理もできるキッチン車両。
車内で演奏会が開かれることもある。プログラムなどはサプライズ。
「52席の至福」に乗車したらぜひ飲みたいイチローズモルト「52席の至福」プライベートボトル。入手の難しい秩父のイチローズモルトのなかでも、この列車用に仕込まれたウイスキー。在庫が切れるまでの限定(ボトルの販売は不可)。そのほかにも、秩父のワインや日本酒も味わえる。

佐々倉実(ささくら みのる)  鉄道をメインにスチール、ムービーを撮影する“鉄道カメラマン”。初めて鉄道写真を撮った小学生のころから約50年。鉄道カメラマンなのに、列車に乗ると走るシーンを撮影しにくいので、撮影の8割はクルマで移動。そんなワケで1年のかなりの期間をクルマで生活しています。ちなみに、鉄道の他に“ひつじ”の写真もライフワークで撮影中、ときどきおいしいひつじの話も出てきます。

 主な著作に「富士鉄」(講談社)「新幹線ぴあ」(ぴあMOOK)「鉄道ムービー入門」(玄光社)「ひつじがすき」(山と溪谷社)など多数、映像集に「感動の美景鉄道」(MAXAM)「日本の新幹線・特急」(シンフォレスト)など、担当番組に「素晴らしき日本・鉄道の旅」(BS-TBS)など

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

この記事のライター

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