西武 旅するレストラン 「52席の至福」|料理、空間、流れる風景 ここでしか味わえない特別感に浸る旅(レストラン/池袋・埼玉)

 デビューから半年、極上の料理とハイエンドなサービスで予約が殺到している、今もっとも旬なグルメ列車だ。乗り降り時にはホームにレッドカーペットが敷かれ、着席すればアテンダントがさり気なく乗客名で話しかけてくる。

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西武鉄道 西武 旅するレストラン 「52席の至福」(最寄駅:池袋駅-西武秩父駅)

52席だけに与えられる特別感がたまらない魅力となっている。 料理はシーズンごとに一流シェフが監修する。9月のディナーコースは赤坂など4店舗で独創的な燻製料理を披露し、国内外の食通を唸らせている輿水治比古氏の手によるもの。コショウやオリーブなど調味料まで燻製なのが面白い。メインディッシュの仙台牛のハンバーグに火が通ると、厨房のある車両から香ばしい匂いがかすかに漂ってきて思わずほほが緩んでしまう。 外装・内装のデザインは隈研吾氏が担当。4号車内の天井には、江戸時代から需要の高かった杉など沿線の西川材を用いて、荒川の大らかな流れを醸し出した。日本的なおもてなしの贅に満ちたグルメ列車である。

ディナーコース(西武秩父発のみ)

15000円 ※いずれも西武線1日フリー切符、コース料理、お土産(※ディナーコースのみ)を含む。

料理は、アミューズからデザートまで全6品のコース。写真はディナーコースのメインディッシュ「仙台牛のハンバーグ 燻製とのマリアージュを見つける旅」
スープは花山椒がほのかに香る「たまねぎのヴィシソワーズ」
国内唯一のウイスキー専業メーカーによる「52席の至福」プライベートボトル。(グラス)1200円。シェリー樽の重厚な香りをまずはストレートで
〆に出される「たまごかけごはん 五段活用」には、燻製が施された岩塩、オリーブオイル、白胡麻、黒胡麻、醤油を少しずつかける。味わいが面白いほど変化する

西武鉄道 西武 旅するレストラン 「52席の至福」

[予]2016年12月17日乗車分までを発売中。西武鉄道「52席の至福」専用HPまたは「52席の至福」04-2926-2887にて予約(祝日をのぞく火・水・木の9時半~12時半)。1回の予約で2~4名の申し込み。子供料金の設定はなし。 [問]西武鉄道お客様センター 04-2996-2888

電話番号 04-2996-2888

2016年10月号発売時点の情報です。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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