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前田がメジャーに移籍し苦戦が予想された昨年、見事に優勝した広島は、今年も決めてくれそうだ。2連覇目前、やるのう広島!そんな広島で、ペナントを振り返りつつ来るべき日本シリーズを語るにピッタリな、かつ広島の味が堪能できるブチ旨い店を紹介するけんね。

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カープの快進撃が地元の美味をさらに旨くする

広島の居酒屋を担当するのは、編集・武内。実は私、広島出身でして、なおさら、居酒屋も博多に負けるわけにはいきません。

さて広島駅に着くや、いたるところでカープがお出迎え。売店には「カープチューハイ」が並べられ、立ち食いうどんの店に入れば「がんばれカープ! 赤うどん」なんてメニューも。優勝間近なこともあって、格段の旨さ。駅ですらこうなのだ。期待をグンと高めつつ居酒屋に突入だ。

まずはタコ料理を堪能すべく『きっすい』へ。噛むほどに味わい深いタコ料理の数々に舌鼓を打ちつつ、ふと思うわけです。

特選地ダコの薄造り 980円

木下~正田~東出と続くいぶし銀の存在こそが広島の伝統。ならばこのタコは海鮮のいぶし銀、まさに広島的存在だと。彼らのプレーを思い浮かべつつ食べるタコの旨さに思わず感嘆。

次の店『あちこち』ではアナゴ料理を呉の酒「宝剣」でいただく。

あなご刺身 1500円~

アナゴ独特の甘みに淡麗な酒が実に合う。ところで店主の郷さんは元高校野球児。野球に詳しく、野球談義で客と盛り上がることも少なくないそう。優勝決定戦の日にまた来たいぞ。

日を改めて足を運んだのは『中ちゃん』

お好み焼き肉・玉子・生イカ・そば入り 800円

広島の定番お好み焼きは、食べなれた私でも驚く美味しさ。ちなみに焼ける間、一品料理を楽しむのが広島流。
だが、名物の「ウニクレソン」や「四川風唐揚げ」など、ここは豊富な品数でどれもが美味しく、今年のカープのように勢いよく注文すると、お好み前にお腹がパンパンになるのでご注意。

そして最後の店『小石』に。

自家製牡蠣太白油漬け 850円

日本酒は結構飲んできたが、知らない酒が郷里にあることに驚き、ついあれもこれもと飲んでしまう。米の旨みが心地よく残る酒が多く、気の利いたアテもぴったりで、わしゃあもう大満足じゃけぇ。

今回の記事の店舗情報

酒菜処 きっすい(最寄駅:本通駅)

生はもちろん、どんな調理法でも美味しく、噛めば噛むほど旨み溢れるタコ。同店は瀬戸内のタコにこだわり、その美味しさを様々に楽しませる人気店。

酒肆 あちこち(最寄駅:胡町駅)

弾力ある歯応えと、独特の上品な甘み。こんなにも美味しかったのか! と驚かされるのがこちらの名物のひとつ、宮島産のアナゴの刺身。

ひろしま丸かじり 中ちゃん(最寄駅:銀山町駅)

焼き上がったお好み焼きにたっぷりかけられたソースが鉄板の上に滴るや、ジュワッという音とともに香ばしい匂いが立ち上る。

SAKE BAR 小石(最寄駅:胡町駅)

代表吉田氏は、同店の隣に日本料理店『石まつ三代目』を営んでいるが、料理に寄り添う日本酒の素晴らしさに加え、「特にビギナーの方に、日本酒ってこんなに美味しいんだということも知ってもらいたい」と、酒そのものをカジュアルに楽しめるこの店もオープンさせた。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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