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毎週土曜日にセリ市を開催! 海鮮居酒屋『天満産直市場』にインスタ女子が多数来店中!!

大阪の天満といえば「安くて旨い」バルや居酒屋がズラリと連なる飲食店街で、昔から昼飲みも栄えていた町。
この町に、オモロイお店があるのをご存じか。
JR天満駅から徒歩数分、日本一長いアーケードの天神橋商店街にある海鮮居酒屋『天満産直市場』がそのお店だ。
この店、とあるイベントで最近注目を集めているのだ……。

「今からセリを始めますよ!」
毎週土曜日の18時~21時の間、店内のカウンター席でセリ市を開催するのだ。
しかも、この日は3ヵ月に一度開催する「食と笑いの祭典」のスペシャルデー。
芸能人が進行役となって場を盛り上げていた。
「値が上がりすぎないように、上限を決めています。
お安く落とせると思いますよ」(店員)とのことで、
セリの食材はその日の市場で見て決めているそうだ。
だが、ここは大阪や!
安くて旨くなければ、客はそっぽを向く。

「うち、あのイクラ絶対食べたいねん!」
こんな女子たちは隣の客人と即席タッグを組んで、2組で1品を落とす作戦に出たり……。
とにかく量は4、5人前以上。
大阪のノリと笑いがミックスとなって、初めて来た人でもすっと場に溶け込めるはず。
いくらは、最初100円スタート。
それが120円の値がつき、122円、128円と小刻みに値が上昇するなかで、最終的にはこの量で2000円。
次に登場したのが、活きアワビ2個。
時価8000円相当だ。
このあわびの落札額は2200円。
トンでもない安さなのだ。

この日、人気が殺到したのはマグロ。
時価1万円相当でこの厚みは圧巻だ。
しかも、落札額はたったの3000円!
インスタ大好きの女子グループが落札して、刺身に寿司にと、なんとも豪勢なマグロづくしに変貌したのだ。

料理は、セリを終えた後に取り掛かる。
落札者に希望する調理法を聞いて、アワビのケースだと刺身とバター焼きといった具合に提供されていった。

お客の中には空腹のあまり、いきなり値を吊り上げる人も確かにいる。
だが、そこは進行役が空気を読んで、割引きゲームを提案。
この日は、「後出しじゃんけんで負けること」というお題で、酔っていなければ簡単にできるゲームを持ちかけた。
その結果、4000円で落札した伊勢エビが半額の2000円。
まさに大盤振る舞いとなったのだ。

もちろん、セリだけでなく通常の料理もとにかく安い。
特に目を引いたのがマグロカマ豪快焼(799円)。
直径25㎝ほどのカマで、身はホクホク。
おろしポン酢との相性は、納得の味だ。
これぞ大阪!という空気間が味わえるセリ市。
ぜひ、他府県の方々にも体感していただきたい。

天満産直市場
[住所]大阪市北区天神橋5-6-7
[TEL]06-6882-6698
[営業時間]12:00~23:00
[定休日]無休

加藤 慶(かとうけい)
大阪在住のライター兼カメラマン。週刊誌のスクープを狙う合間に関西圏の旨いモンを足で稼いで探す雑食系。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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kato
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