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吉祥寺の昭和探訪はラーメンの店だよ、の件

4月29日は昭和の日である。
そして天皇退位という話題などもあって、次の元号も気になる今日このごろだ。
でも、なんでみんな昭和が好きなんだろう?
平成が30年も続いているにもかかわらず、なぜか平成はスルーで、みんな昭和テイストを求めているよね。
昭和テイストの喫茶店、昭和の洋食屋とかいうキャッチをまとメシでもよく見かけるが……。
吉祥寺の昭和テイストの店っていうと、ドラマ『孤独のグルメ』にも登場した、ナポリタンが有名な『K』かな。
あとは、大正通りの自家製ハンバーグが人気の喫茶店『R』あたり。
いや、しかし今回は、ラーメン屋さんを押してみようと思う。
実は私はラーメントークが苦手なおっさん女子(連載15回参照)。
しかし、あえてのラーメン押しだ。

イラスト/スタジヲワンツー

おっさん女子推奨の昭和のラーメン屋は、サンロードの『ラーメンS』である。
ちなみに、連載6回で紹介した地元民推奨の中華屋『S』と同じごはんフロアである。
ちなみに、ここの地下フロア自体が昭和感に満ちているのであった……。
和むわ~♪
『ラーメンS』の何が昭和かっていうと、地元民の間では「イケ麺」といわれている店主の存在である。
非常にキャラの立ったおじさん(失礼)なのである。
ダミ声&コミュニケーション過多&記憶力バツグン&オヤジギャグあり……。
店はけっこう広くて、日々お客さんもたくさん来るのであるが、店主VSお客さん全員くらいのパワフルさがあるのがいいんだよね。
ちなみに、お店は昭和45年創業だって!
昭和な店主は、主にトーク中心だが、厨房で調理している男性の手さばきがすごくいいので、オーダーしたものは、どんどんお客の前に運ばれてきます。

私は醤油ラーメン&ミニ餃子のレディースセット(780円)が好きだ!

メニューは非常にオーソドックスなラーメンやチャーハン、餃子など。
「ダブルの出汁が××でぇ」とか「トッピングのチョイスが▲▲」とか「替え玉が●●」みたいな、私にとって外国語のようなことを話している人はいません。
もちろんスマホで丼を真上から撮影している人もいない。
ちなみに「麺は固めで」と「ビール先にちょうだい」などのオーダーしている常連さんはいる。
でも、まあこれは普通だろ、と思うおっさん女子だ。
お昼時は学生やサラリーマンの人々でかなり混んでるけど、時間を外すと年配夫婦二人連れとかいて、まったりしている。
昼ビールを始めちゃう人もけっこういるよ。
そこも好きだ。
私は醤油ラーメン&ミニ餃子のレディースセット(780円)が好き。
おっさん女子だけどレディースセットだ(苦笑)。
でも、何を食べても「昭和の大衆的なラーメン屋さん」の味がするのがいいよ。
そして、『ラーメンS』は、50円の割引券を毎回くれるの。
だから、常に50円引きなんだよね。
なんだか、これも昭和感漂うよ……。
そして吉祥寺地元民の財布の中には、あのオレンジ色の50円引きの割引券が、必ず入っていると思う(断言)。

天野七月/あまのななつき
ライター&ときどきエディター。吉祥寺在住、ざっくり30年くらい。基本おっさん女子、たま~に乙女マインド。いつも吉祥寺をふらふらしています。ちなみに無芸大食。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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おとなの週末Web編集部
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