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富良野線 美瑛で雄大な丘の風景を堪能/2003年~2017年

夏といえば北海道!
それも雄大な風景がいいですよね。

[北海道に行ったら、やっぱり雄大な風景を見たい(2013年撮影)]

今回は、北海道の中央部を走る富良野線です。
この線も大好きな路線で、数えてはいないですが、たぶん過去の撮影日数BEST3に入ると思います。
路線自体の風景も素晴らしいですし、周辺には雄大な景色が広がっているのも魅力です。
富良野線にはディーゼルカーの普通列車のほか、夏の間はトロッコ列車“富良野・美瑛ノロッコ号も走ります。
数年前までは、年に数回このトロッコ列車をSLが牽引していました。

[数年前まで走っていたSLふらのびえい号(2003年撮影)]

ちなみに、写真に写っているSLのC11 207は、現在栃木県に貸し出されていて、東武鉄道の今市~鬼怒川温泉間を“SL大樹”として走っています。
富良野線の旅は、旭川から始まります。
まず、旭川駅では駅弁を購入。
数ある駅弁から“蝦夷わっぱミックス”をセレクトしました。
イクラ、ウニ、カニ、ホタテ……北海道の海鮮がこれでもかと乗っています。

[北海道の海鮮たっぷり!蝦夷わっぱミックス弁当(2015年撮影)]

お手軽で、味付けも良くて楽しめます。
走り始めた普通列車の中、車窓を眺めながら食べるのが最高ですね。

[白い花のソバ畑と富良野線の普通列車(2015年撮影)]

旭川の街並みを離れると、だんだんと広い風景が見えてきます。
夏の初めには、田んぼの緑に混じって、白い畑が広がります。
ソバ畑です。
本州では9月ごろに咲くソバの花も、北海道では7月の花。
だいぶ季節か違います。

[ディーゼルカーが美瑛駅に近づく(2016年撮影)]

そして、丘の風景が見え始めると下車駅の美瑛です。

[美瑛駅のホームには花も咲いている(2006年撮影)]

美瑛駅は石造りの駅舎、たくさんの観光客を迎えます。

[石造りの美瑛駅(2006年撮影)]

さて、美瑛に着いたら広い地域に点在する絶景を見て回りたいのですが、列車で着いた場合は、これが意外と難しい……。
美瑛の観光バス“美遊ツアー”やレンタサイクルで廻るのが一般的ですが、駅レンタカーがおススメです。
というのも、やっぱり広すぎなほど広いです。
レンタサイクルでは、走っても走っても目的地に着かない感じです。
もちろん体力に自信のある方は、北の大地の風を感じながら楽しんでくださいね。

[タバコのCMで有名になったセブンスターの丘(2015年撮影)]

[十勝の山並みが美しい千代田の丘(2015年撮影)]

最近になって、美瑛で有名になった絶景が“白金青い池”です。
パソコン(Mac)の壁紙になったことで赤丸急上昇の人気、特に外国人観光客から火が着きました。
けっこう昔から美瑛はうろうろしていたのですが、つい先日まで存在を知りませんでした……。
美瑛駅から車で20分ほどのところにある“白金青い池“、初めて行ってみました。
広くはないのですが、エメラルドグリーンに輝く湖面と立ち枯れた木が幻想的で、美しい場所でした。

[人気が急上昇した“白金青い池”(2015年撮影)]

もちろん鉄道撮影も忘れません。
丘と鉄道の風景、やはりダイナミックです。
撮影ポイントとして知られる通称“すり鉢”では、ジェットコースターのようにアップダウンして走る列車も見られます。

[通称“すり鉢”を走る列車(2005年撮影)]

いろいろと鉄道風景を撮影して、夕方には丘に戻ります。
一日の終わりは、朱に染まった風景の撮影で締めくくりました。

[絶景と鉄道風景で、一日楽しめる美瑛(2013年撮影)]

次回は、富良野のラベンダーです。

佐々倉実(ささくら みのる)
 鉄道をメインにスチール、ムービーを撮影する“鉄道カメラマン”、初めて鉄道写真を撮ったのが小学生のころ、なんやかんやで約50年経ってしまいました。鉄道カメラマンなのに撮影の8割はクルマで移動、列車に乗ってしまうと、走るシーンを撮影しにくいので、いたしかたありません。そんなワケで年間のかなりの期間をクルマで生活しています。趣味は料理と酒! ヨメには申し訳ないのですが、日々食べたいものを作っています。
 鉄道旅と食の話、最新の話題から昔の話まで、いろいろとお付き合いください。
 ちなみに、鉄道の他に“ひつじ”の写真もライフワークで撮影中、ときどきおいしいひつじの話も出てきます。なにとぞご容赦ください。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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