1軒目は月島の立ち飲み居酒屋
つねまつ久蔵商店(最寄駅:月島駅)
意外と知られていないが島根県は酒処。「人口に対する酒蔵の数が多く、一人当たりの日本酒を飲む量は全国で3本の指に入るんです」というのはオーナーの常松さん。実家は明治から続く島根の酒屋で、日本酒の仕事にも長年に渡って携わってきた。地元を愛し、島根の観光大使を務める傍ら、島根の酒を広く知ってもらおうと月島に立ち飲み居酒屋をオープン。李白や月山などの有名なものから東京ではあまり見かけない蔵まで約20種類。島根から直送の鮮度のいい魚もこれから寒くなればますます味がのってくる。そんな島根が誇る酒と魚を東京の下町で味わうのもまた一興だ。
2軒目はホテルで腕を磨いた若き大将のお寿司
【閉店】おたべ鮨(最寄駅:勝どき駅)
「銀座でも勝負できるレベルのネタを揃えています」と言うのは、ホテルで腕を磨いた若き大将。 10種類以上のネタが入る「ばらちらし鮨」は、手間暇かけた丁寧な仕事ぶりを確認できる一品。3種類の酢を独自にブレンドし、ふくよかな旨みが楽しめるシャリには、刻んだガリが混ぜ込まれている。食べ進めると、さまざまなネタが口の中で豊かなハーモニーを奏でる逸品だ。
3軒目は山形牛が楽しめる焼き肉店
山形山 月島店(最寄駅:月島駅)
品書きを前にして、思わず唸る。定番の焼肉定食のほか、ローストビーフ重、牛カツ定食、ユッケ丼、果ては釜めしや肉そばに至るまで、ランチだけでザッと20種類以上。「山形県は食材の宝庫。山形牛はもちろん、郷土料理の魅力も広めたくて店を始めました」と、話す店主の沼田さん。焼肉店ではめずらしい本格派の釜めしは、山形県産米「つや姫」を最大限に美味しく食べてもらうために考案されたという。一頭買いする山形牛のメニューもお値打ち。サーロインなどの極上部位が入る切り落とし定食や、たっぷりと敷き詰められたローストビーフには「出したときにワッと驚かせるのが好きなんです」という店主の心意気があらわれている。古民家をイメージして造られた内装も居心地がいい。
▲山形牛切り落としMIX定食(100g)1500円
4軒目は韓国風モツ鍋のお店
韓灯(最寄駅:月島駅)
“コプチャンジョンゴル”は、浅めの鍋で炊いた韓国風モツ鍋。「昔、プサンで食べたものをアレンジしました」と店主の金さん。醤油ベースの甘辛ダレで作るのが金さん流で、香味野菜や韓国産唐辛子を使い、深みのある味わいに仕上げる。このタレにモツを浸し、たっぷりの野菜をのせて煮込むこと約10分。タレや野菜の旨みが染み込んだモツの、噛むほどに増す濃厚なコクはヤミツキ! 夢中で食べてしまい、あっという間になくなるので、モツの追加がお決まりだ。
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