かつて、徳川将軍家の茶の湯に用いる良質な水を汲み上げていたことが「御茶ノ水」の地名の由来だとか。この地で1899年(明治32年)に創業した老舗ホテル『龍名館』が営むのが、まさに日本茶をテーマにしたレストランなのだ。
画像ギャラリーレストラン 1899 お茶の水(最寄駅:御茶ノ水駅)
抹茶×ほうじ茶の香りと共に食す絶品の鯛茶漬け
メニューには茶葉を具にしたピザや、抹茶入りのレバーペーストなど、お茶が持つ香りやほのかな苦味をたくみにアクセントに使った料理が並ぶ。ランチセットで一押しがこの鯛茶漬けだ。宇治抹茶入りの麦味噌を絡めた身を、ほうじ茶で炊いた茶飯と食す。清涼感と香ばしさの不思議な融和に驚くはず。カツオ節と昆布でひいた熱々のダシを注げば、さらに香りは広がっていく。日増しに暖かくなるこの時期、春の陽光を浴びながらテラス席でゆったり過ごすのもいいだろう。
抹茶味噌の鯛茶漬け
1200円
お店からの一言
「お茶の香りでくつろぎのひと時を!」
レストラン 1899 お茶の水の店舗情報
[住所]東京都千代田区神田駿河台3-4(龍名館本店ビル1階) [TEL]03-3251-1150 [営業時間]11時~16時半(ランチは11時~14時半LO)、17時半~23時 ※ランチタイム有 [休日]無休 [交通アクセス]地下鉄千代田線新御茶ノ水駅B3a出口から徒歩1分
撮影/瀧澤晃一 取材/菜々山いく子
2019年4月号発売時点の情報です。
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