異色の経歴を持つシェフが作るヴィーガンハンバーガー
ニューヨークに本店を構える人気ヴィーガンバーガーショップ『SUPERIORITY BURGER』(スペリオリティーバーガー)が、2021年10月23日に下北沢で開店した。
実は2019年12月に原宿で東京1号店として初上陸。今回は移転オープンとなる。
オーナーシェフは、ブルックス・ヘッドリー氏。“レストラン業界のオスカー”と言われるジェームズ・ビアード・アワードを受賞。ニューヨークのミシュランで星を獲得したイタリアレストランのペストリー・シェフを務めていた傍ら、パンクロックバンドでのドラマー経験もある異色の経歴を持つ。
彼が作り出すハンバーガーは、肉を使わずにいかに美味しくできるかを追求し考案された全く新しいもの。下北沢店は本店と同じ味が楽しめるよう再現をしつつ、日本で手に入る食材をかけ合わせている。
そもそもヴィーガンとは?
ヴィーガンとは、ライフスタイルにおいて「動物愛護の観点」を持ち、食事においては「肉・魚類に加えて卵・乳製品なども一切食べない人」のこと。家畜による環境破壊が起こることから環境問題をきっかけに実践する人もいる。
最近は美容や健康のため”週1、2日だけ動物性食材を食べない”という人も増えているそうだ。探してみると、実は下北沢はヴィーガンやベジタリアン対応のお店が多い。昨今の健康志向の高まりも相まって、もはやヴィーガンフードは意識高い系の食べ物というカテゴライズではなくなりつつある。
ヴィーガンじゃなくても楽しめる、新しい選択肢を提案
さて、ヴィーガンハンバーガーと聞くと「大豆ミートなどを使って牛肉に寄せたパティでは?」「野菜ばかりで物足りないのでは?」と思う人も多いだろう。
こちらの一番人気「SUPERIORITY BURGER」(スペリオリティーバーガー)のパティは、キヌアやひよこ豆、マッシュルーム、玉ネギ、ニンジンなどの食材と10種類以上のスパイスで味付けをしたもの。
パティのほか、マスタード入りのヴィーガンマヨネーズ、レタス、自家製のセミドライトマトとピクルス、ナッツ風味のチーズ風ソースが、卵・乳製品不使用の特注バンズにサンドされている。