元気で明るい雰囲気の店内
五反田駅から徒歩で約1分、取材時はランチの時間帯過ぎにもかかわらず、お客さんは絶えずに来店していました。
「このお店は11時~23時(店舗によって営業時間に違いあり)まで、通しでやって
います。いわゆるアイドルタイムがないんです」(飯田店長)
「アイドルタイム」とは、無作業時間や遊休時間など、仕事をしていない時間のことを意味します。他のお店でランチ営業が終了したとしても、ここに来ればいつでも美味しい一杯にありつけるのは嬉しいですよね。
外観はどことなく「二郎」に似た看板ですが、一歩店内に入ると「はいどうぞいらっしゃい~!」
「はいお待たせしました~!」といった元気で明るい挨拶や接客が印象的でした。清潔な店内で礼儀正しいスタッフがテキパキと立ち回っている姿を見ていると、お腹が空いている待ち時間もさほど苦ではないと感じるかと思います。ラーメン屋さんでこれほど「丁寧」という言葉がピッタリなお店は他にはなかなか見つかりません。お店のホスピタリティの高さにきっと驚くかと思います。
店員さん全員に名札
詳しく書かれているのは、店内のメニューだけではありませんでした。スタッフ全員の名札が胸に付けられていて、これもまた「豚山」ファンが増える理由の一つのような気がします。
「週に何度も来るお客さんもいます。」(飯田店長)
相手のお名前が分かるだけで、不思議と親近感が湧いてなんだか安心します。コロナ禍で長時間のお話は難しいとしても、挨拶をしたりお声がけをしたりしやすいですよね。常連客がいるのも納得です。こうした配慮も注文をしやすい雰囲気作りのおおもとなのかもしれません。
お客さんの滞在時間が短くても、細かな気遣いは忘れない
ラーメン豚山の店舗では、回転寿司屋のように各席に蛇口とコップが置いてあり、冷たいお水がいつでも給水できます。お水が欲しい度に行ったり来たりといった無駄な動きがなくなるので、落ち着いてラーメンを楽しめます。
そして一席ずつ左右にはアクリル板があるのでコロナ対策もバッチリです。麺の量もグラム表記していてとてもわかりやすいです。
「もちろん少なくすることもできます。例えば、何gと具体的にグラム数を伝えていただければ、測ってお出しできます」(飯田店長)
お客さんの要望にとことん応えたいという店長の気持ちが伝わってきました。