八重洲地下街に今年オープンした「お菓子ドンキ」と「お酒ドンキ」。みなさまお馴染み『驚安の殿堂 ドン・キホーテ』の特化型専門店だ。ワクワクがギュギュッと詰まったこの2店、気になりまくるものがたくさん見つかるはずです!
画像ギャラリードンキホーテならではの楽しみがいっぱいな専門店が爆誕
1965年に開業した歴史ある地下商店街の『八重洲地下街』(以下、ヤエチカ)。その中で、ひときわ異彩……じゃなかった、ひときわ楽しげな雰囲気を醸し出している場所がある。
それが『驚安の殿堂 ドン・キホーテ』による『お菓子ドンキ』と『お酒ドンキ』だ。
その名の通り、お菓子とお酒にここまで特化するのはドン・キホーテとしても初の試み。
アジアを中心とした世界各国の輸入菓子やドン・キホーテでしか買えないお酒など、バラエティに富んだラインナップになっている。
アイテム数はおよそ1000種類! 外国気分を満喫できる『お菓子ドンキ』
まず向かったのは、通路ごとにさまざまな表情を見せてくれる『お菓子ドンキ』。
ワールドイーツコーナーには、東南アジアからヨーロッパまで様々な国の輸入菓子たちが色鮮やかに並ぶ。
海外へはまだ遊びに行きにくい状況だから、気軽に渡航できるまでここでワクワクしながらその日を待つというのもいいんじゃなかろうか。
中でもドンキでしか買えないのが「カザーリ チョコバナナ」(376円)。
香り豊かなバナナクリームをビターチョコレートで包んでいるオーストリアのお菓子だ。パクっといただけば口中が一気にトロピカル風になること請け合いだ。
ガンダムやポケモンなどのフィギュアが付いている「食玩コーナー」もある。マニア垂涎のお宝が見つかるかも。
また、世界規模で注目されている、高タンパク低カロリーな昆虫食も豊富にラインナップ!
地球の未来を考えたら、今のうちに虫たちをいただいておくことで、私たちの星は少しでも延命できるのかしら。
比較的馴染みがある「イナゴ」(1167円)や「コオロギ」のほか、「ゲンゴロウ・ガムシ」や「カイコ」(各1059円)、そして「フンコロガシ」(1167円)まで!
クモはなんと「スコーピオン」と「タランチュラ」(各1707円)を販売。食べ比べたら楽しい!? さらには「コオロギミックス」(1275円)や「幼虫ミックス」(1167円)も。幼虫なら少しは食べやすいのかなぁ。
虫は個体数で考えたら、地球上の生物の圧倒的多数派。かつ彼らのもつ能力には感服するばかりだ。摂取することでそのパワーのお裾分けをいただけるかしら……。と思ったけど、私はもうちょっと先送りさせていただきます~。
パリピ大歓迎! な「お酒ドンキ」 抜群の品揃えと遊び心いっぱい
一方の「お酒ドンキ」は、約1200種ものアイテムが揃う。こちらも棚ごとに多彩な顔を持っていて、目移り必至。お酒好きなら数時間は軽く見ていられるのではなかろうか。
正面に広がるのが、RTD(Ready to Drink)のパーラードリンク、通称「パリピ酒」。ドイツ発祥でフェスやクラブなどで引っ張りだこのリキュール「クライナー」(10本アソート・2508円)やテキーラ、ラムなどが目を引く。
ここ「お酒ドンキ」には、小売では初めて販売される品物が多数並んでいる。
例えば、思わず興奮したのが、専用のペットボトルに入った生ビール(各935円)。樽から詰めたての美味しさが楽しめるのだ。
1886年創業の世界的小麦ビール専業メーカーである『エルディンガー』(ドイツ)の「ヴァイツェン」は、ドイツ小麦を使った同社の代表作。
オーストリアで1492年に創業した『シュティーグル』の生ビールは2種類。「コロンブス1492」はのどごしの良いペールエール。「ゴールドブロイ」は日本人にも馴染み深いラガービールだ。
私自身、お店に飲みに行く機会がめっきり減ってしまったけれど、でも生ビールは飲みたい! なんて時にピッタリ。何より持ち歩きが瓶より軽いし、生ビールなのに詰められてから約30日間保存できるのもうれしい。
日本全国のストーリーのあるお酒を販売する、通販専用サイト「KURAND」とタッグを組んだコーナーも大々的に展開。SNSで見たことのあるあのお酒やこのお酒がズラリと並ぶ。気になっていた商品だらけだったので、ついニヤニヤしてしまった。
「懐かしい!」とつい足が止まったのが、子どもの頃、焼肉屋さんに行くと自販機で売られていた「デルカップ」(196円〜)。
「元気デルデル デルカップ!」と書かれたポップに、当時は意味がわからなかったけど心惹かれたことを思い出した。マムシ成分や高麗人参などの自然素材が溶けこんだ健康酒だから、元気デルデルなんだそう。ま、飲んだことないけどね。
さらに血圧が上がるんじゃないかと思うほどテンションが上がったのが、ワイン、ウイスキー、焼酎のお楽しみBOX(各2178円)。
例えば、「ワインくじ」では、赤ワインの王者とも言われるバローロが6/60本、「ウイスキーがちゃ」(8800円)は響21年が1/100、シングルモルト山崎 リミテッドエディション2021は2/100の確率で入っている。
みんなで選んで買ってホームパーティで「オープン!」なんてしたら、盛り上がること間違いなしだと思う。価格的に損をすることはないし、運試しとして楽しむのもアリ。
「どうせ当たらないよ~」と口では言いつつ、内心ワクワクしながらライター・市村が自腹で挑戦したのが、60本中1本ドン・ペリニヨンが入っているという「スパークリングワインお楽しみBOX」(2178円)。
ちなみに私が引いたのは、スッキリとした美味しさの「シャルル ベルナール ブリュット」(14/60本)でしたが何か。
行くたびに楽しみのある「お菓子ドンキ」と「お酒ドンキ」。ここでご紹介したのはごく一部だ。
1年中見ても愉快なのは間違いないが、クリスマスや年末年始など、これからの季節にますます重宝する場所だろう。東京駅直結のヤエチカへ足を運んで、ぜひ私が体験したようなワクワクを感じてほしい。
取材・撮影/市村幸妙
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