なかや寿司(最寄駅:飯田橋駅)
『なかや寿司』の会席献立「華」 5400円
仕入れによって内容は変わる。
先付2品 、旬の一品(鰹のたたき)おまかせ握り(トロ、平目、ホタテ、小肌、イクラ、ウニ、水タコ、玉子)茶碗蒸し、お椀、デザート
旬のつまみも付く握りメインのコース。これでも十分な内容だが、一番人気は焼き物など品数が増える7560円のコース。シャリに使う魚沼産コシヒカリは18代続く初代の実家の米農家が生産。寿司酢と合わせる時は粘りが出ないよう米を切るように混ぜる
カワハギ 648円
この日は大分産。芽ネギと濃厚な肝が淡泊な旨みに合う
高級店などで修業した3代目が地元密着の家業で心掛けるのは「手間を掛けてリーズナブルに」。その言葉通り、コースの充実ぶりには目を見張る。 米は初代の実家の農家が店専用に少量生産する魚沼産コシヒカリ。手刈りの稲を天日乾燥させる昔ながらのハザ掛け米で、豊かな風味が特徴だ。ネタは天然もの、器は特製の九谷焼。すべてにおいて〝本物〟をさりげなく楽しめる贅沢に、足繁く通う常連客が多いのも納得だ。
東京都千代田区飯田橋3-7-6
[TEL]03-3264-1740
[営]11時半~13時半LO、17時~23時LO、土17時~22時LO
[休]日・祝
[席]38席/全席禁煙/予約可/カード可/サなし、お通し代なし
[交]地下鉄東西線ほか飯田橋駅A2出口からすぐ、JR中央線飯田橋駅東口から徒歩2分
飯田橋に店を構えて81年。気取らず旨い寿司が味わえる雰囲気はそのままに、3代目が継いでさらに評判を高めている店がこちら。 ※ランチタイム有
鮨 与志乃(最寄駅:中野坂上駅)
『鮨 与志乃』の京橋握り 4500円
づけ2貫、イカ、赤貝、小肌、車エビ、平目昆布〆、アジ、穴子、玉子が楽しめる。
魚は京橋時代から付き合いのある築地の店から仕入れる。中野坂上価格で仕入れられるので、極上のものを安く提供できるのだそう。玉子焼きはエビのすり身と山芋を練り込んだカステラ風
小肌 300円
船橋を中心に佐賀や愛知など、旬の産地のものを使い、脂の具合によって〆加減を調整して握る。脂と程よい酸味、苦味のバランスが絶妙で、何貫でも食べられる美味しさ
毎朝築地で目利きし、煮る、〆る、寝かせると仕事をしたネタと、赤酢のみで味付けしたキリリとしたシャリと合わせ、江戸前寿司に仕上げていく。 だが空気は変わったという。「京橋時代は凛としていましたが、今はなごやかで、握っていて楽しいです」(3代目・才丈さん)。つまりは、気軽に極上寿司が楽しめる秀逸店ということだ。
東京都中野区中央2-30-2 Sビルディング地下1階
[TEL]03-3371-8426
[営]11時45分~14時、17時半~21時半(21時LO)
[休]日・祝・水
[席]カウンター8席 4席×2卓(最大11名まで可) 計16席/禁煙/お通し300円/予約可/カード可
[交]地下鉄丸ノ内線ほか中野坂上駅2出口から徒歩4分
50数年もの間、京橋の寿司通を唸らせてきた同店は再開発により、初代が最初に開店させた中野坂上に2013年に移転。華美なあしらいのない静謐な空間だけでなく、2代目・3代目の握る端正な寿司もまた京橋時代そのままだ。 ※ランチタイム有
すしBar 小路小路(最寄駅:森下駅)
『すしBar 小路小路』のおまかせ握り 3780円
仕入れによって内容は変わる。
小肌、牡蠣の昆布〆、真鯛、スミイカ、ウニ、車エビ、トロ、平目、サバ棒寿司、玉子2種、かんぴょう巻き。
この日のおすすめは本マグロのトロや天然車エビ、弾ける旨みの牡蠣の昆布〆など。玉子は酒のつまみにもなる山椒入りと旨みのある甘ダイのすり身入りの2種
酢〆の穴子 486円
江戸前の活きた穴子を酢〆に。噛めば口中にコクのある甘みが広がっていく。上にのるのは梅醤油
天然ものか養殖かなどの線引きで選ばす、その日のいいものを見定めている。 握りは気軽に1貫からでも、おまかせでも。小肌など個性あるネタには赤酢のシャリ、淡泊な白身には米酢と巧みに使い分ける気配りだ。カニの甲羅にシャリを詰め込んだ創作料理など目と舌で楽しませる季節の逸品も人気で、ひと皿の量も多め。店主の人柄のように実直な旨さが客の心をとらえて離さない。
東京都江東区森下1-15-1 日修ビルⅡ・1階
[TEL]03-5600-6815
[営]18時~23時半(23時LO)日・祝17時半~23時(22時半LO)
[休]水
[席]カウンター8席、テーブル8席、計16席/全席禁煙/予約可/カード不可/サなし、お通し540円別
[交]都営大江戸線ほか森下駅A4出口から徒歩1分
豊富な海鮮料理と珠玉の握りをつまみに夜な夜な杯を傾ける客で賑わう店。食材は店主の小島さんが「人任せにせず自分の目で見て納得のいくものを」と築地で吟味。
玄鮨(最寄駅:新代田駅)
『玄鮨』の本日の日替わり 1296円 と まぐろづくし 1620円
人気のセット2種。手前の「本日の日替わり」は、その日の仕入れで変わる。
奥の「まぐろづくし」は赤身、中トロ、大トロ、大トロ炙り。本マグロを使っている。
他に「特上(8貫と巻物)」2700円なども
穴子 324円
穴子本来の甘さを楽しんでほしいと白醤油と薄口醤油で仕上げ、塩を軽く振る。噛むほどに旨みが溢れる
店主・亀谷さんは和、洋の店で腕をふるった経験があり、寿司屋ながらチーズを使った料理など30近い一品料理も揃うのだ。それらを受け止める日本酒、焼酎、ワインといった酒も厳選しつつ「いろんな味を楽しんでほしい」と豊富に用意。つまみと酒を十分に堪能した後に寿司……左党にも魅力的な楽しみ方が出来る店なのだ。
東京都世田谷区代田6-29-8 第2サニーハウス 1階
[TEL]03-5453-7789
[営]18時~翌1時(23時以降の来店は要電話確認)
[休]不定休
[席]20席/全席禁煙/カード可(手数料5%)/予約可/お通し400円別
[交]京王井の頭線新代田駅から徒歩2分
築地のほか和歌山県加太港から直送されるネタを使った「まぐろづくし」「日替わり」など、リースナブルなセット寿司が評判の同店。しかしウリはそれだけではない。
おすし磯部(最寄駅:代々木八幡駅)
『おすし磯部』のおまかせ六貫にぎり 1728円
穴子、中トロ、〆鯖、塩水生ウニ、赤貝、かんぱち。
取材日は長崎から直送される白身、本マグロの中トロ、ウニなどがのった豪華な内容。握りは1貫108円~648円で提供。
黒ムツの炙り 324円
長崎から直送された黒ムツを使用。炙ることで脂が程よく、香ばしさも加わって、何貫でも食べられそう
うれしいのは、特に食中酒として魅力ある日本酒に力を入れている点。一品料理はもちろん、米酢のみで仕上げたほんのり甘めのシャリの寿司とも実によく合う軽やかな旨口の酒が揃う。開店半年ながら、狙い通り女性客を中心に家族連れなどで連日賑わう人気店となっている。
東京都渋谷区元代々木町2-11 GSハイム第二代々木公園101
[TEL]03-6885-7515
[営]17時~23時(22時半LO)
[休]月(祝の場合は営業、翌火休み)
[席]16席/全席禁煙/予約可/カード可(VISA、MASTER、AMEX)/サなし、お通し432円別
[交]小田急小田原線代々木八幡駅から徒歩3分
「女性ひとりでも気軽に入れる寿司屋」がコンセプトだけあって内装はオシャレで、かつリーズナブルに寿司を提供。とはいえ、築地のほか長崎から直送されるネタを使う握りはどれも端正で、笑顔がほころぶ美味しさだ。
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