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吟味された素材がひとつにまとまった極上品

電氣餅の商品名は、「電動餅つき機」で作られたことに由来する
電氣餅の商品名は、「電動餅つき機」で作られたことに由来する

まず肝心な餅。もち米は新潟産(メインは魚沼産)の「こがねもち」を季節や気温により、蒸し布の絞り方などで水分量を変えて蒸らす。柔らかさを左右する水分量はかなり繊細に調整した後、電動餅つき機でついていく。

第二の主役であるこしあんに使う小豆は、北海道産のエリモショウズ。企業秘密という数種類をブレンドした砂糖と、山口県油谷湾の汽水域の海水で、昔ながらの窯焚き製法で作られる『umi to mori』の塩を加えている。

こしあんは一般的な和菓子と比べてかなりあっさりしている。使われている塩の分量の問題か? と思いきや、かなり糖度が低いらしい。甘さに罪悪感がなかったのも納得だ。

この「生大福」を買うには、ネット予約が必須。毎週月曜日10時からサイトで予約すると同時に引き取りの日時指定をするシステムだ。5個入り2200円、10個入4000円、20個入7000円から選ぶことができる。

いちごの酸味に負けないよう、こしあんは生大福よりコクを出している
いちごの酸味に負けないよう、こしあんは生大福よりコクを出している

そして、予約した人だけのお楽しみが、「いちご生大福」(520円)。引き取り時に店頭に並んでいれば、ぜひ一緒に買いたい逸品だ。

 生大福より薄い餅とこしあんの層に包まれた、大粒のいちご。栃木の契約農家から直送される前日まで畑になっていた果肉はフレッシュで、ジューシー。「いちごそのものを食べている!」ような印象で、フルーツ大福の概念を覆す。これに限っては、餅もこしあんもいちごの引き立て役だ

都内に和菓子店は数多くあるが、パッケージの特別感と味わいが相まって年齢や性別を問わず贈って喜ばれるのは間違いなし。『あいと電氣餅店』の生大福は、おもたせリストに入れたい味わいである。

『あいと電氣餅店』
『あいと電氣餅店』

■あいと電氣餅店
[住所]東京都渋谷区元代々木町54-1
[電話番号]03-5738-7849
[営業時間]11時~15時
[休日]月・火
[交通]地下鉄千代田線代々木公園駅より徒歩7分
[予約方法]毎週月曜日10時に次回予約分の受付開始。サイトまたはLINE公式アカウントから予約(LINEのQRコードはサイト内に表示)
[URL]https://www.denkimochi.com/

取材・撮影/Naviee 撮影協力/THE REVIVAL HOUSE and Yuki

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