仕掛け人Runtripが発信するメッセージ
2015年に創業したRuntripは、「ランニングのあるライフスタイル」を様々なサービスや商品で提案しているブランドだ。
ランニングアプリ、ランニングコース投稿・検索サイト、Youtube&Webマガジンの配信、ランイベント、オンラインストアなど、ランニングライフ提案のチャネルは多岐にわたる。
ブランドのミッションステイトメントは「もっと自由に、楽しく走れる世界へ。」
タイムや距離、いわば「競走」ではなく、気の向くままに、思い思いのペースでランニングを楽しもうという一貫したメッセージを発信し続けている。
そもそも、Runtripというブランド名の由来が、Surftripにあるということからも、自分をことさら追い込んだり痛めつけたりという走り方とは真逆の、フリースタイルな心地よさが伝わってくる。
ブランドのボードメンバーのひとりで、横浜ビールとのコラボレーションの責任者でもある冨田憲二さんに話を聞いた。
冨田さん自身、サブ3.5の実力を持つランナーだが、本格的な競技経験はなく、あくまで市民ランナーとして20年、ランニングライフを楽しんできたという。
「速く走ったから偉い、長く走ったから偉いというのが、ランニングの価値のすべてではないですよね。走ったのがたとえ1キロでも2キロでも、その人にとって気持ちよければ、それこそが大事。100人いたら100人の楽しみ方があるのがランニングのいいところでしょう」