ランナーに大人気のTシャツ「RUN & BEER」
さて、ではなぜビールなのか。
実は、Runtripのオンラインストアには、市民ランナーに人気のランニングTシャツがいくつもラインナップされている。
グラフィックはいずれもRuntripの価値観を表現したもので、「EAT,DRINK,SLEEP,RUN」「All you need is Run」などのメッセージが共感を呼ぶ。
なかでも定番かつ最も売れているのが、「RUN & BEER」Tシャツだ。
麦とホップとビアジョッキのイラストに大きな「RUN & BEER」の文字。
「HAVE A GOOD RUN/HAVE A GOOD BEER」のフレーズもあしらわれている。
冨田さんは言う。
「ランニングのあとのビールがもたらす幸福感なんて、大手スポーツブランドはまず口にしませんよね。彼らは、速さや強さ、挑戦といったことにインスパイアされたメッセージを発信することが使命ですから。もちろんそれはそれでありなんです。でも、RUN & BEERのTシャツが売れていることには意味がある。これが自分のアイデンティティだと思ってこのTシャツを選び、走っているランナーがたくさんいるということですから」
そして、走ったあとのご褒美として、走るモチベーションとして、ランニングとビールの組み合わせは最高だよね、という思いを共有したのが、横浜ビールのなかにもいたランナーたちだと言う。
横浜は大規模シティマラソンのひとつである横浜マラソンを挙げるまでもなく、そもそもが潮風と豊かな緑に恵まれたランニングの街だ。
そしてここは言わずと知れた港町。
古から、行き交う旅人たちによって文化が育まれてきたところでもある。
かくして良縁が結ばれ、ゴール専用クラフトビールGOOD GOALが誕生した。
そのビールボトルのラベルには、RUN & BEER Tシャツと同じ「GOOD RUN/GOOD BEER」のメッセージとともに、小さくRuntripのロゴが入る。