人間関係をもこじれさせる、「連絡」への価値観の相違
この間、仕事の関係で連絡先を交換することになったのだけれど、その時にラインの弊害が頭をよぎり、いつもならラインのIDを送るところ、「メールアドレス教えますね」と伝えた。
すると、そのディレクターさんは、「ラインってやってないんですか?」と聞いてきたのだ。
「やってますけど」と答えると、少し変な空気が流れた。
なんだか、前田はラインは気を許した相手にしか連絡先として教えなくて、そうではない人間にはメールアドレスを教えるのではないか、という邪推をさせてしまった感じがあった。
ただ、ラインが面倒なだけなのだけれど。
ラインだって電話できるし。
「じゃあライン交換しましょうか」と渋々、ラインを交換するに至ったが、みんなはノンストレスでラインでやり取りできているのだろうか。
そもそもコミュニケーションなんて直接会った時に取ればいいし、携帯をポチポチして連絡を取り合わないと仲良くなれない相手なのであれば、私はそんな相手と仲良くならなくていい。
今の時代、携帯はポチポチしないか。
なんだか、連絡を取り合うのが億劫というだけで、まだまだ自分のことを子供だなあ、と思う。
早く、連絡を取り合うことを億劫に思わない大人になりたいものだ。
前田裕太(まえだ ゆうた)
1992年8月25日生まれ、神奈川県出身。愛媛県の名門、済美高校野球部の同期である高岸宏行とのお笑いコンビ「ティモンディ」のツッコミ担当。趣味はサッカー観戦、読書。テレビ番組で画力を披露したり、複数メディアでコラムを執筆するなど、マルチな活動で注目を浴びている。
ティモンディ
高岸宏行・前田裕太によるお笑いコンビ。コンビ結成は2015年、グレープカンパニー所属。高岸のポジティブなキャラクターや、二人の野球経験と身体能力などがバラエティ番組で引っ張りだこに。コンビの野球経験をいかしたYouTubeチャンネル『ティモンディチャンネル』の登録者数は約25万人。