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お笑いコンビ「ティモンディ」前田裕太さんの、「目指せ、理想の大人」をメインテーマに掲げた連載コラム。30代を目前にした前田さんが「大人」を目指して過ごす日々を、食・趣味・仕事など様々な視点で綴ってくださいます。連載は、第1・3木曜日に更新です。「(理想の)大人ってなんだろう?」を一緒に考えながら、前田さんの成長を見守りましょう!
8月25日に30歳の誕生日を迎える前田さんにとって、今回が、本コラム20代最後の回となります。そこで、「20代最後の特別回」と題して、これまでの人生を振り返っていただきました!

散々だった20代の幕開け

ここでの連載では、この回が20代最後のコラムになる。

思えば、無茶苦茶な20代だった。

まず、20歳になった時は、成人式の日が歴史的な大雪だった。交通機関は止まったり遅れたりで、散々な20代の幕開けだった。

散々だ。

何よりキツかったのは、私の地元は神奈川県の相模原市なのだけれど、当時、住民票を世田谷区に移してしまっていたので、世田谷区の成人式に出席することになったことだった。

これは、普通に出席しなければよかった。

考えてみれば、そりゃそうなのだけれど、成人式の会場に行くと、見知らぬ新成人だらけだった。至るところで、自分とは全く関係のない感動の再会を目の当たりにするし、記念撮影大会が各所で開催されていた。

当然、縁もゆかりも無い私に居場所などない。

なんだか流れで、知らない人たちの輪に囲まれて、「みんなで記念写真撮ろうよ!」と声をかけられ、どこの小学校だか分からない人たちの集いに紛れて写真に写ったりした。

だから、世田谷区の誰かの成人式の記念写真には、赤の他人である私が苦笑いして写っていることだろう。

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弁護士になると決めた大学時代...
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