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お笑いコンビ「ティモンディ」前田裕太さんの、「目指せ、理想の大人」をメインテーマに掲げた連載コラム。30代を目前にした前田さんが「大人」を目指して過ごす日々を、食・趣味・仕事など様々な視点で綴ってくださいます。連載は、第1・3木曜日に更新です。「(理想の)大人ってなんだろう?」を一緒に考えながら、前田さんの成長を見守りましょう!
今回は、「人付き合い」編の第2回。今日7月7日は、七夕ですね。駅に吊るされた短冊を見ていた前田さんが見つけたのは、どこかの子供が書いた願い事。その思いがけない内容から、自分の人付き合いの狭さを省みることになったお話です。

友達100人いなくても、9人いれば野球はできた

私は友達が少ない。

世の中には色んな思想を持った人間がいて、友達が多ければ多いほど、その多様性に触れられる機会も多いのだろうけれど、私は選り好みをし、偏ったコミュニティを形成しているので、自分とは違う考えを持った人間の深い思想を知る機会が多くはない。

推奨されるべきではない姿勢なのは分かっている。

ただ、友達100人できるかな、と周りが言っている時に、友達100人いなくとも、9人いれば野球は出来るし、そもそも自身に意識を向けるべき、と思っていた私にとって人付き合いはそこまで必要性のあるものだと思っていなかった。

理想の大人は、単に寛容であるだけではなく、色々な思想に触れて、知見を広げている人だと思う。

そう思うと、私は心の持ちようは寛容であろうとはしているものの、結局のところは小さな世界で知った気になっているだけの坊主。

“胃”の中の蛙だ。このままでは狭い見識の中で胃酸に溶かされて死を待つのみである。

いつか死するとしても、その日が来るまで見識を広げて、せめて“井”の中くらいまで感性の幅を広げなければならない。

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他人の短冊で人の優しさに触れる七夕...
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