夏といえば昆虫採集! 子どもと一緒にお出かけを計画している方も多いことでしょう。子どもの頃にはたくさん見分けがついたはずのさまざまな昆虫たち……。どのくらい覚えているでしょうか? 写真を見て、昆虫の名前を当てるクイズに挑戦してみましょう。
童謡でもお馴染みのチョウは、私たちの生活にとても身近な存在です。幼虫から成虫になるまで劇的に変化する姿で楽しませてくれますが、何より印象的なのは美しい羽根の模様。実は、チョウの名前の多くはその模様や色に由来します。さて、写真のチョウの名前は何でしょうか?
1.ナミアゲハ
2.キアゲハ
3.キタキチョウ
難易度:★★☆☆☆
文/酒井理恵(ニシ工芸)
写真/PIXTA
■昆虫あてクイズの答えはこちら
正解:キアゲハ
キアゲハは名前の通り、やや黄色っぽいアゲハチョウです。身近でよく見られるナミアゲハと見た目が似ていますが、違いは前翅の付け根の模様。ナミアゲハが縞模様になっているのに対し、キアゲハは黒くなっているのが特徴です。
キアゲハは、季節によりその姿を大きく変える「季節型」のチョウ。春は体長(前ばねの付け根から先まで)約40mmであるのに対し、夏は約65mmと、一回り大きくなります。
幼虫のころは、黄緑と黒の派手な縞模様が特徴的です。毒々しい見た目の農業害虫ですが、慣れてくると可愛く見えることも? 危険を察知すると黄色いツノから臭いを出して、「近寄るな!」と、天敵から身を守っています。
お子さんと一緒に昆虫観察するときは図鑑があると便利です。『BCキッズ くわしい解説つき! はじめての こんちゅうずかん』は、近くの公園や神社・お寺、雑木林、水辺などでみられる昆虫を中心に160以上の写真で紹介しています。
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