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女将やマダムのいる店は、何かが違う。「女将」ってなんだろう?その姿に迫る『おとなの週末』連載「女将のいる場所」を、Webでもお届けします。今回は、2016年に東京・表参道で開業したナチュラルワインと日本ワイン、レコード、お好み焼きまで楽しめるお店『赤い部屋』の松坂愛さんです。

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保健室の先生に憧れたのが始まり

アニメ『うる星やつら』に現れたサクラは、妖艶ながら武士の如く、仮病男子を敢然とあしらう保健室の先生。「私の人生をその立ち位置に置こうと、本気で思って」

『赤い部屋』の松坂愛さん

着々と栄養士の資格を取得。ところが、その課程で調理がおもしろくなりイタリアンやフレンチの料理人を5年。レストランの現場でワインに目覚め、音楽好きも重なってジャズクラブ『ブルーノート東京』へ。ソムリエールとして15年間、ゲストはもちろん、国内と海外の錚々たるミュージシャンたちをワインで満足させてきた。「英語が話せなくても、ワインの会話ならできるんです」

松坂愛さん、1975年生まれ。音楽は小学生時代のバービーボーイズに始まって、ブラジル音楽、ジャズ、ソウル。好きなことを一層深めるための店が2016年、元同僚の飯田貴志さんと青山に構えた『赤い部屋』だ。名は空間の色であり、同じ街で43年間、音と人の場を醸成したシャンソンバー『青い部屋』への敬意でもある。

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