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おでん屋『福島屋』 @麻布十番

ギュッと旨みを閉じ込めた おでん屋の技が光る焼売

「こねがすべて」。今年100周年を迎える同店の店主・藤田さんは言う。

元々蒲鉾屋として創業し、自家製さつま揚げを使ったおでんが人気の同店。練り物作りについての話と思うかもしれないが、第二の名物・焼売の作り方についての言葉だ。

餡を人の手で力強く素早く練ることで、肉の旨みを逃さず閉じ込めることができるそう。そうして出来上がった焼売は餡がもっちりジューシー。

手作りしゅうまい 594円

『福島屋』(手前)手作りしゅうまい 594円 メニューには焼売とおでんの両方を楽しめる「自家製しゅうまい定食」も

下味がしっかりついているからつまみにもぴったりだ。老舗おでん屋の技あり焼売でちょっと一杯なんていかが?

『福島屋』

[住所]東京都港区麻布十番2-1-1
[電話]050-5595-6086
[営業時間]11時~22時(21時半LO)
[休日]不定休
[交通]地下鉄大江戸線ほか麻布十番駅4番出口から徒歩1分

餃子屋『MIKIYA GYOZA STAND』 @板橋

黄金スープの焼売に舌も心もとろけていく

肉を味わう。同店の焼売をひと言で表すならこうだ。薄皮に野菜がぎっしり詰まった軽やかな焼餃子が評判の餃子専門店だが、実は店主の三木さんは開店以前から焼売も得意料理。

自身がお酒好きなこともあり、飲める焼売をと開発しメニューに加えた。ごろっと豚肉たっぷりの餡を包む皮はかなり薄め。あふれる肉汁のスープは玉ねぎ、しいたけなどのダシと混ざり合い奥深い。

(奥)焼餃子 250円 (手前)ぷりぷり肉焼売 450円

『MIKIYA GYOZA STAND』(奥)焼餃子 250円(手前)ぷりぷり肉焼売 450円 スープたっぷりの焼売には日本酒がおすすめとのこと。実はお酒の種類が豊富で、餃子や焼売に合わせたペアリングを提案してくれる

かぶりついて圧倒的な肉感を堪能するもよし、スープをすすって肉の甘みに酔いしれるのもいい。ひと粒で二度おいしい焼売だ。

『MIKIYA GYOZA STAND』

[住所]東京都板橋区仲宿22-6
[電話]03-3961-3816
[営業時間]12時半~19時半最終入店
[休日]火・水
[交通]地下鉄都営三田線板橋区役所前駅A1出口から徒歩7分

撮影/小島昇(スイス、MIKIYA)、小澤晶子(小菅)石井明和(福島屋)、取材/藤沢緑彩

※2022年9月号発売時点の情報です。

※全国での新型コロナウイルスの感染拡大等により、営業時間やメニュー等に変更が生じる可能性があるため、訪問の際は、事前に各お店に最新情報をご確認くださいますようお願いいたします。また、各自治体の情報をご参照の上、充分な感染症対策を実施し、適切なご利用をお願いいたします。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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おとなの週末Web編集部
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