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洋食、蕎麦におでん、餃子……。そのメニューの中に「焼売」の文字あり。なぜ!?専門店でもましてや中華でもないのに美味なる焼売を出すお店たちを集めました。

洋食屋『銀座スイス 本店』 @銀座

カツカレー発祥店に新名物あり

人に歴史ありと言うが、焼売にも歴史あり。同店の焼売は創業者の娘で専務取締役を務める庄子さんの思い出の味から生まれた。

庄子さんが幼い頃、父が会食の土産に持ち帰ってきたのがベーコン入りの焼売だった。

ちょうど「お土産になるメニューが欲しい」との声があったこともあり、ベーコンを使った焼売を開発することに。

洋食屋のシュウマイ 660円

『銀座スイス 本店』洋食屋のシュウマイ 660円 せいろを開けると燻香がふわっと立つ。カツレツと同じ上質な肉が使われているため、脂の甘みがなんとも上品

餡には粗く刻んだベーコン、ソテーした玉ねぎと水気を切った生玉ねぎ、さらにブイヨン、香りづけに白ワインを使う。ベーコンの香ばしさに混じって野菜や肉の甘みがじゅわっとあふれる。

まさに洋食屋の焼売だ。時を超えメニューに加わった焼売、ぜひご賞味あれ。

『銀座スイス 本店』

[住所]東京都中央区銀座3-4-4 大倉別館2階
[電話]03-3563-3206
[営業時間]11時~21時(20時半LO)
[休日]火
[交通]地下鉄銀座線ほか銀座駅C8出口から徒歩3分

蕎麦屋『手打ちそば 小菅』 @目黒

蕎麦屋が作る和の味わい 優しい旨みを噛みしめて

まず、旨みの深さに驚いた。同店の自慢は枕崎産のカツオダシとしいたけのみで作るツユと風味豊かな蕎麦、そして焼売だ。

和風かにしゅうまい 800円

『手打ちそば 小菅』和風かにしゅうまい 800円 焼売の皮はプリンとした食感。千切りにすることで餡に薄く寄り添い、舌に旨みを伝える。酢胡椒タレの酸味がまた良く合うんだなあ

ふわっと柔らかな餡は蕎麦に負けず劣らず贅沢な素材が使われている。ハモのすり身をつなぎに一粒約30gものカニがごろり。香味の主張が強い野菜は使わず、白菜や玉ねぎで優しい味の奥行きを作っている。

繊細なそばツユ同様、しみじみと舌の上に広がる魚介の旨みに浸りたくなる。飲みに訪れる客も多いと言うが納得!この旨みを肴にいくらでも酒が飲めそうだ。

『手打ちそば 小菅』

[住所]東京都目黒区目黒1-5-16 目黒アイワビル 地下1階
[電話]03-3491-2132
[営業時間]11時半~15時(14時半LO)、17時半~21時(20時半LO)、日・祝は昼のみ営業
[休日]月
[交通]JR山手線ほか目黒駅西口から徒歩4分

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おとなの週末Web編集部
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