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塩ゆで落花生はホクホクとした食感

さて、その落花生、日本一の産地である千葉県のものは、概して遅いのです。多くは10月~11月が出回りの時期。なかでも有名な八街(やちまた)産の「半立(はんだち)」という落花生は晩生で11月以降となります。こちらは煎って食べるのに最高の品種です。

とはいえ、そこまで待っていられないのが、老い先短いジジイの性(さが)。そんなことで、オイラは例によって街中やデパ地下の八百屋さんに出没し、新落花生を探し回りました。なにしろ、日本で消費される落花生の9割ほどが、中国などの外国産。そのなかで、流通量もわずかな生の新落花生を見つけるのは至難のワザなのです。あちこち行脚して見つけたのが、静岡産の新落花生でした。

生の殻付き新落花生静岡産はデパ地下で425g1000~1500円だった

「おおまさり」という品種で、殻の中には大粒の豆がびっしり2粒。通常の2倍くらいの大きさです。ホクホクとした食感から、塩ゆでして食べるのに特に向いているそうです。

最近は、この塩ゆで落花生のおいしさが知られ、ネット販売も盛んです。そして、手作り派がそのゆで方を、レシピサイトにもたくさん投稿されております。そこでのレシピはおおむね「30~40分ゆでる」「塩はゆでる水の量の3~4%」というもの。

おそらくは、市販の塩ゆで落花生がかなりやわらかく、塩味も相当きいているものが多いためでしょうが、血圧高めのジジイとしては、もっと塩分をおさえ、豆はかたゆでとしたいところ。いちいち贅沢な66歳ですが、幸い歯はまだ普通の状態でございます。

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「塩分控えめ、豆かため」での新落花生のゆで方...
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沢田浩
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