旬の食材は食べて美味しいだけではなく、栄養もたっぷり。本コーナーでは旬の食材の魅力をご紹介します。旬のものをたくさん食べて、体の内側から健康に、きれいになりましょう!
文/おと週Web編集部、画像/写真AC
少し寝かせて追熟させると甘さが増し増しに!
ここ最近、焼きいも専門店が続々オープンするなど大人気のさつまいも。通年、店頭に並んでいたり、夏でも焼きいもが販売されていたりと、旬の時期を忘れてしまいそうですね。
さつまいもの収穫時期は長く、早い地域では6月頃が始まります。本格化するのは晩夏から12月頃までと収穫時期はかなり長めです。採れたてのさつまいもは「新いも」と呼ばれます。
新いもは、鮮やかな紫色で甘味は控えめでホクホクした食感。さっぱりした味わいなので、さつまいもご飯や天ぷら、サラダなど、料理の具材として使いやすいことが特長です。
さつまいもは熟成させることで甘味やねっとり具合が増すのです。そのため、収穫から1カ月ほど熟成させたものが本格的に店頭に並び出すのは10月あたりからということになります。
今はねっとり、しっとり系が人気ですが、ホクホクが好きという人も多いのではないでしょうか? そんな人は、紅あずま、なると金時、紅さつまなどの品種がお薦めです。紅あずまは流通量が多いため、スーパーでも手に入りやすい品種です。ホクホク系は天ぷらや、大学いも、サラダ、スープなどにしても美味です。
ねっとり、しっとり系が好みなら、シルクスイート、安納芋、紅はるかなどがお薦めです。こちらは焼きいもにして食べるのが一番です!
旬の時期には、普段は手に入らないような品種にお目にかかる機会も増えるはず。さまざまな品種を食べ比べしてみるのも一興ですね!
美味しいさつまいもの見分け方
全体的にふっくらとして太め、皮に傷や変色がなく、持った時に重みを感じるものを。また、皮の色が鮮やかな紅色のもののほうが甘味が強めです。
購入してからしばらく保存して追熟させるのもお薦め。保存する時は、洗わずに1本ずつ新聞紙に包んで日の当たらない常温(10~15℃)の場所で保存しましょう。保存状態が良ければ1~2カ月は保存できます。
室温が5℃以下になるとさつまいもの中の細胞が死んでしまう低温障害を起こしてしまうので、冷蔵庫での保管は厳禁。低温障害が発生すると黒く変色して苦味が出てしまいます。もし変色してしまったら、その部分はカットしましょう。
さつまいもの注目栄養素
さつまいもには食物繊維がたっぷり。それ以上に注目したいのは切り口ににじみ出てくる白い汁に含まれるヤラピンという成分です。ヤラピンには、腸のぜん動運動を促す効果があり、便通改善を強力にサポートしてくれます。
食物繊維とヤラピンとの合わせ技による整腸効果は抜群! その結果、免疫力がアップして風邪などの感染症にかかりにくい体を維持できるという嬉しい効果も。
ちなみに、ヤラピンは皮の近くにより多く含まれるので皮ごと食べるのがお薦めです。
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