回転寿司チェーンは寿司のみならず、サイドメニューにも注力しています。『魚べい』、『かっぱ寿司』、『くら寿司』、『スシロー』、『はま寿司』の5大チェーンで食べた結果、『魚べい』のあるメニューに感動。そこで、運営会社『元気寿司』の開発担当者を直撃。旨さの秘訣に迫ります。
画像ギャラリー大手5チェーンを食べ歩き、一番おいしかったのは!?
回転寿司のサイドメニュー。
その充実っぷりたるや、お寿司と同じくらい開発に力を入れてるに違いない! と思わざるをえない。そんな数多ひしめくサイドメニューの中で、何がナンバーワンか?
大手チェーンを食べ歩き……お寿司はほぼ食べず、サイドメニューだけを注文しておりました……その結果『おとなの週末』が「これはダントツ!」と感銘したのが『魚べい』の「まぐろチーズ揚げ」!
マグロという寿司の王道素材を使いつつ、驚くほど伸びるチーズの意外性。酒の肴として、スナックとして、寿司の合間の口直しとして、どんな食べ方でも思わず頬緩むサイドメニューとしての完成度、そしてオリジナリティ。
初めて食べた時、衝撃すら受けたこの逸品には、完全に一本取られた!
この伸びは、今の時代、なにかと注目される“映え”に関しても鉄壁の構え!
そんなメニューの誕生のいきさつを『魚べい』、そして『元気寿司』『千両』を展開する元気寿司株式会社の商品部次長・小柳明氏、総務課長・舘野龍両氏に伺った。
「マグロチーズ揚げ」誕生の秘密はスタッフ総出のアイデア!
「弊社では『キッチンファイト』という、社員・パート・アルバイトが全員参加できる商品開発イベントを行っています。2019年、その6thシーズンで入賞し、期間限定で商品化された『まぐろメンチwithウィンナー』という、まぐろミンチで別素材を巻いて揚げるメニュー。この品が好評で、ではウィンナーの代わりにチーズは? と開発されたのが、『まぐろチーズ揚げ』です」(小柳氏)。
元気寿司で働くみなさんの切磋琢磨が生んだ料理であったか「まぐろチーズ揚げ」。
「『魚べい』は、ご家族全員、老若男女でお寿司も含めて他のメニューも楽しんでいただく、そんな店作りをしています。デザートもアイスクリームはソフトクリームの提供にこだわっています」(舘野氏)
そんな『魚べい』のおふたりに、もっともオススメのサイドメニューをうかがったところ、声を揃えて、
「それは、『こだわり醤油ラーメン』です!」
「あっさり」と「こってり」、2種の味が選べるこのサイドメニューの魅力は?
「とにかく醤油味ということにこだわってます」(小柳氏)
「お寿司を食べる時、お味噌汁を一緒に頼まれる方は多いと思うのですが、それと同じように、ぜひお寿司と共に味わってほしいサイドメニューです」(舘野氏)
確かにお寿司を食べつつ、このラーメンをたぐり、そのスープを味わえば、ラーメンとしての味わいがシッカリ楽しめつつ、お寿司の味を邪魔しないどころか、お寿司の味を引き立ててまでいる!
お寿司の“サイド”という意味で、まさにスーパーサイドメニュー!!
そして! せっかくなので、サイドではないメインといってもいい、お寿司のオススメを伺った。
「業界トップクラス」と胸を張る自信のネタ
「やはり『まぐろ』ですね。そのネタの大きさも、業界ではトップクラスだと自負しております」(舘野氏)
「オリジナリティという意味では『まぐろたたきねぎラー油』もオススメです。独自のラー油を使用した、弊社ならではのにぎり寿司です」(小柳氏)
ネタの際立つ「まぐろ」、オリジナリティのある「まぐろたたきねぎラー油」なんぞをパクつきながら、「まぐろチーズ揚げ」をつまみ、「こだわり醤油ラーメン」をツルツルッといきたくなってきましたよ!
「もちろんご家族で、そしておひとりでお寿司やサイドメニューを楽しんでいただくといった楽しみ方もありますが、『魚べい』は多用な楽しみ方を提案していきたいと思っています。
昼下がりに、先程話に出ましたソフトクリームを使用したデザートとコーヒーで、カフェ代わりに利用していただくというのも、もちろん大歓迎です。平日の14時から17時は、比較的混雑も少なくゆっくり過ごせますし」(小柳氏)
『魚べい』……サイドメニューに限らず、お寿司、そしてデザートまで、全方位であ~またプライベートで行きたいッ!
取材店)■『魚べい平松本町店』
[住所]栃木県宇都宮市平松本町1216-1
[電話番号]028-638-1911
[営業時間]10時40分~22時(21時45分LO)※土・日・祝は10時~
[交通]JR宇都宮駅から車で10分
※一部店舗では価格が異なります。
撮影/小島 昇 取材/カーツさとう
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