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老舗では雰囲気も味わうべし

武「今回の特集では、他にも老舗も改めて取材しています。特に『かんだやぶそば』は凛とした雰囲気が心地いい。何となく江戸の人はどんな会話をしながら蕎麦を楽しんだんだろうなんて思いを馳せてました。きっと“ちょいと先の小間物屋の女中がえらくべっぴんなんだよ”とか“うちの旦那さん、給金あげてくれないもんかね”なんて、今とそんなに変わらない会話だったのかな、とほくそ笑んだりして」

菜「あたし『かんだやぶそば』に行くと、“都心にこんなに広い土地があるなんて、固定資産税払うの大変だろうな。でも値段は高くないから良心的だな”と思ってる」

武「風情一切なしですね。まあ、でも最近はシャンパンを出す店なんかも出てきたりして、一部で高級化が進んでる傾向も。蕎麦は庶民の食べ物。いつでも気軽に楽しめるご馳走であり続けて欲しいなと思います」

『総本家更科堀井 麻布十番本店』そばがき 1240円 挽きぐるみ、挽き立ての粉を使うので、もっちりした食感の中に、蕎麦の香りがしっかり感じられる

藤「たまにいいことを言う」

井「普段はドビー(ハリーポッターに出てくる妖精)のモノマネしかしないのにね」

肥「こんなにいい店を見つけたんだから、今年の忘年会はこの中のどこかの店でやろうよ。ドビー抜きで」

武「それはいいですけど、飲み過ぎてお店や他のお客さんに、絶対に迷惑かけないで下さいね‼️」

全員「は〜い!」

文/菜々山いく子

※2022年12月号発売時点の情報です。

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おとなの週末2022年12月号

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おとなの週末Web編集部
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