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晴れだ、蕎麦だ、深大寺(じんだいじ)だ!思い立ったが吉日で『おとなの週末』編集部の肥田木&武内が蕎麦行脚。行くぞ調布へ、食べるぞ「深大寺そば」。調査はいかに!

「深大寺そば」は旨いか否か?

さーて向かうは都内屈指の古刹「深大寺」。そもそも「深大寺そば」は周辺の土地が蕎麦栽培に適していたことから農家が寺にそれを納め、寺が来山者に蕎麦切りを振る舞ったのが始まりだそうな(諸説あり)。

今は界隈に20軒以上の蕎麦屋が集まっている。 そう、肥田木も歩けば蕎麦屋に当たる。それぞれ個性豊かな旨さを競っていて食べ比べも楽しいのだ。

目を見開いたのが『一休庵』。石臼挽き自家製粉の蕎麦は風味格別。以前は数軒の店舗を展開していたが、今はここ1店に力を注ぎ納得の蕎麦を出すようにしているそう。ええ店や。

『深大寺 八起』自家製にこだわるおまんじゅう

行列必至の『湧水』は蕎麦前も酒も豊富ですこぶる気に入った。香り高き蕎麦は旨過ぎるもんだから、この日4軒目なのに酒さえ傍らにあれば平らげてしまう自分が怖い。

目を離すとすぐ甘味処で買い食いする武内は『鬼太郎茶屋』で「目玉のおやじまん」を食べながらガチャポンに没頭。アンタは子供か。

『鬼太郎茶屋』

界隈では他も見どころ満載だけど、書き切れないので、後はご自身の目で。ぐるんとまとめて調査結果。「深大寺そば」行く価値あり。体重計は靴箱の奥に眠ってます。

『深大寺そば 一休庵』

完全自家製粉の風味豊かな蕎麦を3種の打ち方で

店先の打ち場で職人さんがせっせっと蕎麦打ち。旨い予感しかない。これが大大大、もひとつおまけに大正解。農家直送の国産玄蕎麦を石臼挽きで自家製粉した蕎麦は「一休」に掛けて1:9の蕎麦粉九割、十割、八割があり、食感や風味の違いを出すため挽き方を変えている。

手打ち八割盛りそば 880円

『深大寺そば 一休庵』手打ち八割盛りそば 880円 北海道や長野など季節により各地から厳選した玄蕎麦を丸抜きにてから自家製粉する

八割は粗挽き主体、九割は更科に近い上品さ、一方、粗挽きと細挽きを程よく配合した十割はうっとりするほど香り高くたおやか。いやあ、惚れた。

『深大寺そば 一休庵』

[住所]東京都調布市深大寺元町5-11-2
[電話]042-482-6773
[営業時間]11時~15時、土・日・祝15時~15時半(売り切れ次第終了)
[休日]月(祝の場合は営で翌火休)
[交通]京王線調布駅などからバスで15分
※年末年始は無休(年越し蕎麦のテイクアウトありで予約が望ましい)

『元祖 嶋田家』

界隈随一の老舗 コシのある蕎麦と景観を楽しむ

「深大寺そば」の王道を味わうならここ。何と創業は文久年間(1861~64年)。界隈随一の老舗だ。蕎麦はコシが強いのが伝統の味で、地粉に近い青森産の蕎麦粉を使用している。

野草天セット 2150円

『元祖 嶋田家』野草天セット 2150円 人気メニュー。野草は季節で変わるが写真は明日葉やタンポポ、ツルムラサキなど7種類。ほろ苦い味わい。蕎麦はツルッとした舌触り

熱を与えないよう機械ではなく昔ながらの石臼で挽いたもので、ツルツル滑るような食感が印象的。そして何といっても一緒に楽しみたいのが景観だろう。窓から広がる「亀島弁財天池」周辺の四季折々の風情は目の癒し。日々の疲れも吹っ飛びます。

『元祖 嶋田家』

[住所]東京都調布市深大寺元町5-12-10
[電話]042-482-3578
[営業時間]10時~15時半(土・日・祝は〜16時)
[休日]月(祝の場合は営で翌火休)
[交通]京王線調布駅などからバス15分
※年末年始は無休(年越し蕎麦のテイクアウトあり)

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おとなの週末Web編集部
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