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日本ではなぜクリスマスにチキン?

日本では、七面鳥がなかなか手に入らず高額であったことや、七面鳥を料理する大型のオーブンが家庭に普及していなかったことなどから、クリスマスに七面鳥を食べるという風習は定着しませんでした。

そのような中、1970年にアメリカのケンタッキー・フライド・チキンが日本に上陸しました。当初はフライドチキンという食べ物が日本に馴染んでおらず、名古屋にオープンした一号店は半年で閉店となるなど、苦戦を強いられていました。ある日、「七面鳥を購入したい」という客が東京都内の店舗に訪れ、要望に応えられなかったために、ケンタッキーのチキンを提供したところ大変喜んだのだといいます。

これがきっかけとなり、『クリスマスにはケンタッキー』を広くアピールしようと、1974年12月に初めてクリスマスキャンペーンを実施したところ、大ヒットとなりました。そして、クリスマスにチキンを食べる習慣が日本で根付いていったそうです。(参考 [3])

日本ではクリスマスにチキンを食べるようになっていった

(参考)
[1] 11月最大のアメリカのイベント「感謝祭」って!?(JUNGLE CITY.COM)
https://www.junglecity.com/live/life-basic/thanksgiving-overview/
[2] ディケンズの「クリスマス・キャロル」がかけた魔法(英国ニュースダイジェスト)
http://www.news-digest.co.uk/news/features/14375-charles-dickens-christmas-carol.html
[3] 日本ケンタッキー・フライド・チキン、クリスマスキャンペーン予約開始を宣言(日本食糧新聞)
https://news.nissyoku.co.jp/news/umetsu20131024094626970

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圓岡太治
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