「おとなの週末Web」では、食に関するさまざまな話題をお届けしています。「『食』の三択コラム」では、食に関する様々な疑問に視線を向け、読者の知的好奇心に応えます。今回のテーマは「クリスマス料理」です。
文:三井能力開発研究所・圓岡太治
クリスマスにチキンは日本独自
日本ではクリスマス料理と言えばチキン(鶏肉)が定番です。欧米(キリスト教圏)から伝わった風習ととらえている方も多いかもしれませんが、実はこれは日本独自のもので、欧米ではクリスマス料理はチキンではなくターキー(七面鳥)です。ただし、クリスマスに七面鳥が食べられるようになったのは、宗教的な理由ではない歴史的な経緯があります。さて、七面鳥がクリスマス料理となったきっかけとして、もっとも適切なものは次のうちどれでしょうか?
(1)イギリスからアメリカに来た入植者たちが食料不足で困っていたところ、先住民が与えてくれたのが七面鳥だった。
(2)イギリスの小説『クリスマス・キャロル』の中で、主人公がクリスマスに贈ったのが七面鳥だった。
(3)ある大企業のキャンペーンがあたり、クリスマスに七面鳥を食べる風習が広まった。