2階は生産者と料理家と食いしん坊の架け橋になる店が並ぶ
2階には複合店舗の「YANMAR MARCHÉ TOKYO」がある。
ひとつは物販の『TOCHI-DOCHI』。ANA Xが企画・運営する日本各地の特産品を販売するお店で、その土地がもつ歴史的背景やストーリーを感じられる逸品が並んでいる。
2023年3月末までは、鹿児島県北薩摩地域を特集。名産品や調味料、お菓子などが並ぶほか、観光情報などもゲットできる。最短1ヶ月ごとに地域が変わり、4月以降は新たな地域を特集する予定だ。なお、今後は店内のオープンキッチンを活用したイベントの開催も計画されている。
もうひとつはレストランの『ASTERISCO(アステリスコ)』。小山薫堂さん監修、『La Brianza(ラ・ブリアンツァ)』のオーナーシェフの奥野義幸さんがプロデュースする「お米と楽しむイタリアン」だ。旬の食材を活かした料理や鳥取県産コシヒカリを使った一品にデザート、羽釜で炊いたご飯がいただける。
東京駅を一望できるランチタイムはもちろん、美しい駅舎のイルミネーションが映えるディナータイムもおすすめ。ランチは、2000円、3300円、4800円のコース、ディナーは、アラカルトの他、5000円、8000円、12000円の3種類のコースを用意。
訪れた日の5000円のコースは、前菜&ヴィーガンブレッド、お米のニョッキとフレッシュチーズ、本日のパスタ、「真鯛のトマト西京味噌焼き」または「国産豚肉のロースト」から選ぶメイン、それにドルチェ&カフェがつく。
特に気に入ったのは、美しいローズ色が目を引く「国産豚肉のロースト」と、素材の旨みが濃くて甘みと酸みもしっかりと感じられる「アステリスコ風生ハムのせナポリタン」。シンプルな調理法で素材のおいしさを引き出していて上品な味付け。バランスが素晴らしく、五感を刺激された感じでとても満足度が高かった。
なお、私は5000円のコースで十分満足だったので利用しなかったが、四季折々の食材を使用した小皿料理をワゴンサービスで提供する「YUMCHA STYLE(ヤムチャ スタイル)」もある。
席は、10名まで入れる個室も完備。気の置けない仲間や大切な方たちと訪れる際は活用したいものだ。
日本の豊かな恵みに出逢える『YANMAR TOKYO』。さまざまな楽しみ方ができること間違いなしだ。ぜひご体験を。
■『YANMAR TOKYO』
[住所]東京都中央区八重洲2-1-1
・『ASTERISCO』
[電話番号]03-3277-6606
[営業時間]11時半〜15時半(14時半LO)、17時半〜22時半(21時半LO)
・『海苔弁 八重八』
[電話番号]03-3277-6888
[営業時間]11時〜20時
・『KOME-SHIN』・『SAKEICE Tokyo Shop』
[営業時間]11時〜20時
・『TOCHI-DOCHI』
[営業時間]10時半〜20時
取材・撮影/市村幸妙