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パン耳、余ったイチゴ フードロスの食材を使ったクラフトビール

個人的に気になったのは、捨てられてしまうフードロスの食材を使った「アサヒユウアス」のサステナブルなクラフトビールです。サンドイッチ屋さんで切り落とされ活用しきれないパンの耳を乾燥加工して使ったクラフトビール『蔵前WHITE(ホワイト)』と、千葉県山武(さんむ)市のコロナ禍に余ってしまったイチゴ狩りのイチゴを冷凍したものを使用したクラフトビール『さんむRED』(各1000円)です。クラフトビールは5種類あり、2種類ずつ入れ替えて提供されます。

今回は「森のタンブラー」を選び、『さんむRED』を飲んでみました。
「森のタンブラー」は、アサヒビールとパナソニックが共同開発したリユースできるエコカップです。木材由来の繊維55%と樹脂45%で作られていて、この素材は不純物が少なくて丈夫なので、繰り返し使うことができるそうです。できるだけ薄く作ってあるので飲み口がスッと入ってきて、泡立ちと泡持ちも良いビールを美味しく飲める構造になっているそうです。

「FUNAIRI-BA(フナイリバ/目黒川船入場 広場)」から眺める目黒川

『さんむRED』を飲んで何より印象的だったのは、イチゴとビールの一体感です。口当たりはとてもまろやかで、泡立ちもきめ細かいのでスッと飲みやすいです。イチゴの香りはワインのように上品な余韻を残しながらほのかに苦味のあるビールのいいアクセントになっています。フルーツビールはちょっと苦手…という方もこのビールは大丈夫という声もあるそうです。

環境を意識したお花見

カップはアルコール飲料だけでなく、フルーツティーなどのソフトドリンクにも使用されます。冷たさが使い捨てプラスチックカップよりも持続するので、飲食店や家庭で飲むのと同じような感覚で味わえます。しっかりした素材なので、持ち運びもしやすくお花見にピッタリです。この取り組みは、お花見を楽しむと同時に、エコカップを利用することでプラスチックゴミで発生する二酸化炭素の削減に繋がるので、消費者の環境問題に対する意識が自然と根付いていき、今後の主流になっていくのかもしれません。

桜の木の上の方はまだ開花していない部分もありました

ライトアップで夜桜も 4年ぶりに行動制限のない「お花見」

目黒川沿いのお花見は、令和2年からコロナ禍による感染拡大防止で自粛が呼びかけられていました。今年は4年ぶりに行動制限もなく楽しめるようになり、祝日だった3月21日は歩道にも行列ができる賑わいでした。17時から20時の時間帯は、川沿いに設置されたぼんぼり提灯が灯り、ライトアップされた夜桜が見られます。

【ナカメチャレンジコップ2023概要】
【期間】2023年3月21日〜4月7日※エコカップがなくなり次第終了
【場所】メイン会場FUNAIRI-BA(目黒川 船入場 広場)東京都目黒区中目黒1-11-18
【開催時間】メイン会場11:00~19:30

「ナカメチャレンジコップ2023公式サイト」https://nakame.org/ncc/

文・写真/大島あずさ

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