その朝食ビュッフェを誰もがこう称賛する。
「東北イチの朝ごはん!」
それが宮城県は仙台市の「仙台国際ホテル」の朝食ビュッフェだ!
シェフはじめ調理スタッフが生産地まで出向いて厳選した宮城県が誇る食材。その食材を最大限に活かし切った地元ならではの料理方法。
その魅力を一度でも知ってしまった出張ビジネスマンや旅行好きの誰しもが、再び仙台を訪れる時には、その味をまた堪能したいがために、必ずや仙台国際ホテルに宿泊するといわれている東北イチの朝ごはん。その素晴らしさをご紹介!
最初に感嘆するのが、宮城県の旬の野菜が圧倒的に豊富に用意されていること。それも朝食ビュッフェの定番の野菜サラダはもちろんとして、それ以外のプレゼンテーションが圧倒的。
まずグッとくるのが「新鮮地場野菜のしゃぶしゃぶ」。
自分のお好みで熱を通し、さまざまなドレッシングはじめ、「人参ハーブソルト」など数種の変わり塩でもいただける。正直、これはいくらでも食べられる。
野菜にひと手間加えた料理も心奪われる。実食取材したのが、この記事公開よりも寒い頃だったので、旬のある野菜のこと、今はまた違う逸品が並んでいると思いますが(違う野菜が並ぶってことが、逆に旬にこだわる証左なんですが)、その取材時に感銘を受けた珠玉の野菜を紹介すると……。
まずは「赤ねぎ」。
赤ねぎの赤い部分は、一番外側のみ。なので、その赤さを活かすために、ひと皮向かないと食べられない品質のモノは使えない。つまり素材選別の段階から、その苦労は並大抵ではない一品。ローストされたそのひと切れを噛み締めれば、ねぎならではの甘さが口中ほとばしる!
そして幻のフルーツカブと呼ばれる「もものすけ」。
仙台市の田代農園さんで作られたカブなんですが、いや〜これはカブの概念覆されました。柑橘と合わせたひと手間かけたマリネ風のサラダとして提供されているんですが、生ならではの鮮烈さがありながら、野菜に熱を通したときに生まれる深みのある味わいが生なのにある。
あ、カブの概念を覆されたというよりも、根菜の概念、野菜全般の概念まで覆されました。「まぼろしのフルーツカブ」の名は伊達じゃない。
ほかにもキャロットラペや仙台国際ホテル伝統のレシピで仕上げられたキャベツのマリネなど、仕事をほどこされた野菜がとにかく揃う。
今、とにかく高騰している野菜の中でも、その地の一級の野菜が、手を加えることでたんまり食べられる。健康的にも最高なのは言うに及ばず、これこそがなによりも今一番の贅沢なのではないでしょうか。