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女性予選スタート! 想像を絶する熱戦に感動

審査員のひとり、2023年の「ミス水戸の梅大使」の方
審査員のひとり、2023年の「水戸の梅大使」の方

ちなみに予選は10人ひと組で行われる。ご飯310g(女性は210g)に納豆(すでに混ぜられたもので、こちらは男女同量)90g。丼に盛り付けられたそれをいかに早く食べるかで争われるタイムレースで、とにかく早く食べた人から予選通過となる。

予選の組で1位になっても全体として20位では決勝に残れないというシステム。そして男性は2分未満、女性は3分未満に食べ切らないと失格になってしまう。とはいえ、早くに加えて“綺麗に食べる”ことも必要で、丼にご飯や納豆が残っていたり、テーブルにこぼしていたり、頬に納豆やご飯粒をつけていたら完食とはみなされないのだ。

ガガガっと勢いよくかき込んだり、用意されたペットボトルの水で流し込むのはいいが、そのひと粒のために食べ切れていないと判断されるのはつらい。

それに端くれと言えど、私も食の雑誌に関わる身であり、やはりご飯は綺麗に食べなければという矜持もあれば、勝利者インタビューの際に口の周りが納豆のネバネバだらけなんていただけない。あいつ、いつも口の周りを汚して食べ方してんのか? なんて思われたくもない。そんなことを考えていたら11時を迎え、いよいよ大会のスタートとなった。

さあいよいよスタート!
さあいよいよスタート!

まずは女性の部から。20代~50代と幅広い年代の方が並ぶ。見るからにやる気のみなぎっている人もいれば、人前に出て恥ずかしがっている人も。ふっ、後者の心構えじゃ世界一は獲れやしないぜ。

そして10名の女性の目の前に、丼に盛られた納豆ご飯が用意された。司会・進行を務めるお笑いコンビ「オスペンギン」さんの合図と同時に、戦いの口火が切って落とされた!

一気呵成に食べまくる!
一気呵成に食べまくる!

え? あ、そ、そうなんだ……。どの女性も一斉に丼を持ち上げ、ガガガと勢いよくかき込み始めたではないか。

男性がそう食べるのは予想していたが、世界一の称号のためか、はたまた優勝賞品のルンバが欲しいからか、女性もすごい。

どの人も、みるみる納豆ご飯を口の中に詰めていく。そして口いっぱいに頬張った納豆ご飯を水で流し込んでいる人。息が苦しいのか涙目になって小休止している人。みんななりふり構わぬ姿。その迫力に「すげー!」とただただ感動。

台湾からの刺客が大奮闘
台湾からの刺客が大奮闘

この大会に先立って行われた台湾大会で優勝した女性も参加しているのだが、臭豆腐で鍛えられているのか納豆の匂いは平気のようだ。また一度戦った経験があるからか、勢いよくしかし淡々とご飯を口の中に詰めていく。そのまま彼女がこの組のトップとなった

空になった丼を掲げて完食をアピール
空になった丼を掲げて完食をアピール

そして、2組目、3組目と予選が終わっていく。女性は1分30秒~2分くらいで完食できれば予選通過となりそう。3分で食べきれない方も少なくなく、皆かなり悔しそうだ。そして、この悔しさこそ、世界大会なのだ!

女性の予選が終わり、いよいよ男性の予選開始となった。私の番号は155、どうやら最後の方の組で戦うことになりそうだ。後編(4月5日公開予定)に続く!

撮影/谷内啓樹 取材・文/武内慎司(編集部)

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編集部 武内
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