おとなの週末人気連載『館長白石あづさの奇天烈ミュージアム』第22回は、「アートな食品サンプル」の世界へ

フリーライター白石あづささんが、街の美術館では見かけないけれど、未来に残したいコレクションを紹介する、本誌人気連載『奇天烈ミュージアム』。5月15日発売号の第22回は、日本で生まれた一大アート「食品サンプル」の世界を探り…

画像ギャラリー

フリーライター白石あづささんが、街の美術館では見かけないけれど、未来に残したいコレクションを紹介する、本誌人気連載『奇天烈ミュージアム』。5月15日発売号の第22回は、日本で生まれた一大アート「食品サンプル」の世界を探ります。

食品サンプル職人が腕と個性を競い合う

毛ガニがフライパンを振って炒飯を作り、タコがおでんでひとっ風呂!?

ありえないシチュエーションに驚いてしまいますが、実は、これらはすべて食品サンプル。昭和初期から食品サンプルを製作している会社で毎年行われている、社内コンクールの作品なのです。

作品名は「毛蟹のチャーハン」。チャーハンを作るカニにビールを飲むカニ…あまりにリアルで、にぎやかな声まで聞こえてきそうです
こちらは「おでん風呂の癒し」。よく見ると、右手(脚?)にはおちょことおぼしきものまで。芸が細かい!

入社数年の若手から、この道うん十年の大ベテランまで。大勢の職人さんたちが、日頃鍛えた技と、自由なアイディアを競い合います。

大ベテランの職人さんの作品。「今年も子供が喜ぶ作品を」と意気込んでいます
お肉の希少部位「ザブトン」を題材にした、シャレがきいた作品。生ものは特に難易度が高いそう

食品サンプルが盛んに作られるようになったのには、西洋の食文化を取り入れて来た、日本ならではの背景があるとか。

食品サンプルは、まさしく日本で生まれ、日本で育った一大アートなのです。

『おとなの週末2023年6月号』は5月15日(月)発売!

「食品サンプル」の世界、その全貌はぜひ本誌で!

おとなの週末2023年6月号
画像ギャラリー

この記事のライター

関連記事

【難読漢字】食べ物当て 海のスプリンターです

収穫を感謝する「加薬うどん」 美智子さまと雅子さま夫妻で交わす大切な重箱

講談社ビーシー【編集スタッフ募集】書籍・ムック編集者

【難読漢字】地名当て かの有名な物語の里

おすすめ記事

石原さとみさんが『すき家』で“算数”!? 「ほっほっほ」と「牛すき鍋」を頬張る姿がかわいい新CM

本当にうまい、町中華の「あんかけラーメン」ベスト4…旨みがトロリ《自由が丘・新高島平・池袋・堀切菖蒲園》覆面調査で発見

【難読漢字】食べ物当て 海のスプリンターです

『琉球かめ~食堂』の“母のちまき”は台湾の味 パイナップルを食べて育ったあぐー豚のチャーシューが入ってる!縁起の良い7種の具材

おひとりさまで「近江牛」を気軽に!『焼肉ライク』でブランド牛がサクッと食べられる

“タワマン”の日本初の住人は織田信長だった? 安土城の「天守」ではなく「天主」で暮らした偉大な権力者の野望

最新刊

「おとなの週末」2024年12月号は11月15日発売!大特集は「町中華」

全店実食調査でお届けするグルメ情報誌「おとなの週末」。11月15日発売の12月号は「町中華」を大特集…