オープンキッチンから生まれる絶品料理の数々
まずオーダーするなら「餃子」は外せない。「羽根つき黒豚焼餃子」(5個490円)だ。パリッと香ばしい羽根つきの餃子は、手包みであんがたっぷり。噛むと肉汁があふれて口の中を満たす。ニンニクは不使用だそうだが、旨みはしっかりある。他にも点心などがいろいろ揃っているのでこちらもチェックしてほしい。
「よだれ鶏」(630円)は、四川料理ながらこの店の人気メニューだ。甜麺醤や豆板醤など中華の調味料を巧みに使ったタレは、パンチがある複雑な辛味が病みつきになりそうだ。
しかし、それ以上に魅力なのは、しっとり柔らかな鶏肉のおいしさ。ブランド鶏の華味鶏を使っていて、その旨みを生かすために丁寧に処理しているそうだ。
「あ、意外に辛い! でもおいしい」。辛味の効いたタレが、鶏肉の持つ甘味を際立たせる。小皿料理だが満足感が大きく、種類が豊富なビールやアジアのお酒類との相性も抜群だ。
料理に刺激が欲しくなったら「激辛麻婆豆腐」(980円)にチャレンジすべし。こんもり盛り込まれた唐辛子を避けながら、豆腐をひと口。厳しい辛さに舌がピリピリするが、もうひと口食べたくなる旨みもある。「辛い、でも旨い」と言いながら、旨辛を味わえるのも中華料理の楽しさだ。もちろん、普通の辛さの麻婆豆腐もあるので、そこはお好みで選んでほしい。
他にも、牡蠣と台湾の干し大根がたっぷり入った「台湾牡蠣オムレツ」(880円)や、極細麺を鉄板で香ばしく焼き上げる「オイスター焼きそば」(790円)も、鉄板酒場ならではのメニューだ。
どちらも、リピート間違いなし。手早いプロの調理風景が眺められるのも、オープンキッチンの醍醐味だ。