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『ナチュラルワイン 森と土』 @築地

”茹で”と”焼き”で表情を変える餃子と白ワインのペアリング

店をやる前、ワインと合うつまみを家であれこれ試して考え抜いたという店主の沖さん。「その時に餃子は万能だなと気付いたんです」と笑う。そこで餃子が看板のワインバーが誕生したというわけ。自家製餃子は焼きも茹でも同じものだが、調理法が違うだけで全くの別物になるから面白い。さらにそれぞれしっかりワインをペアリングすると別世界が開けるのだ。

焼き餃子 880円

『ナチュラルワイン 森と土』焼き餃子 880円 豚肉、キャベツ、ネギ、生姜のシンプルな焼き餃子。きれいな酸とふくよかさがあるアルザスのリースリングと

焼き餃子には香ばしさを包み込むような茶色の果実味を含むミネラル豊富な白ワイン。茹でることで野菜の香りと甘みがより際立つ茹で餃子には、野菜の青い香りにマッチする微発泡の白ワイン。料理ごとに合うワインを楽しんでほしいから、基本はグラスで提供。おつまみごとにマッチする銘柄を丁寧に提案してくれる。

『ナチュラルワイン 森と土』

[住所]東京都中央区築地6-6-9
[電話]03-6879-7039
[営業時間]17時半~24時、日・祝~23時
[休日]月
[交通]地下鉄日比谷線築地駅1番出口から徒歩4分

『ジャギ飯店』 @北千住

あふれる餃子愛にノックアウト必至!下町のネオ中華

「お通しが餃子なんですが、いいですか?」。そう聞かれて思わず笑ってしまった。この大胆なお通しのワケを聞くと「せっかくなら自慢の餃子をできるだけ食べてほしくて」と店主の早瀬さんは苦笑い。しかも普通に単品オーダーと同じ、4個入りの皿がひとりにひとつ。

ゼウス血の一滴 700円、餃子 400円

『ジャギ飯店』(奥)ゼウス血の一滴 700円、(手前)餃子 400円 『ゼウス血の一滴』はトマトアイス+花椒+青島ビール。お通しも単品も同じ餃子。最初に聞いてくれるので、餃子がいらない人はパスできる

こんな楽しい仕掛けに餃子好きのテンションは上がりっぱなしである。餃子は野菜たっぷりで軽やか、いくらでもペロリと食べられそう。ほかにも、ネギがはみ出す『ねぎま餃子』や黒酢の効いたスープの『水餃子』などもあって、ついつい餃子ばかり食べてしまうが、他のつまみも充実しております。

『ジャギ飯店』

[住所]東京都足立区千住旭町11-8 平野ビル1階
[電話]080-8119-2120
[営業時間]水~金11時半くらい~14時、17時くらい~24時、火・土・日17時くらい~24時
[休日]月
[交通]JR常磐線ほか北千住駅東口から徒歩3分

『CHI-FO(チーフォ)』 @学芸大学

旅する料理人が作りあげた台湾屋台餃子

世界中を旅して食べ歩いたという店長の菊田悟さん。店を開く前はそんな世界の料理を再現し、友達に披露するイベントでも活躍していた。なかでも評判が良かったのが台湾料理だそうで、ここではそんな菊田さんの台湾料理を楽しめる。「オープンがコロナ禍だったので、少しでも旅気分を味わってほしかった」とメニューも店の内装も本場屋台の趣たっぷり。

台湾麦酒 650円、吃貨鍋貼(5個) 600円

『CHI-FO(チーフォ)』(奥)台湾麦酒 650円、(手前)吃貨鍋貼(5個) 600円 豚肉は林SPFの肩バラやロースを粗目のミンチに。キャベツ、玉ネギ、ニラなど野菜多めな印象

『手工的水餃』はもちもちツルンの皮が決め手。実は宇都宮出身という菊田さんだけに、日式の焼き餃子もオンメニューした。ビールやワインを冷蔵庫からセルフで取るスタイルもラフで、屋台気分が盛り上がる。

『CHI-FO(チーフォ)』

[住所]東京都目黒区鷹番2-21-14 学大横丁1階
[電話]070-8549-7210
[営業時間]18時~23時、土・日12時~15時、18時~23時
[休日]月
[交通]東急東横線学芸大学駅から徒歩3分

『本格餃子 包(つつむ)』 @池尻大橋

食いしん坊歓喜の肉汁したたるジャンボ餃子

皿にでんと鎮座するのがジャンボサイズのそれ。焼餃子は1個あたり、なんと60g近くあるという大ボリュームだ。かぶりつくなり肉汁がピューッと吹き出し、粗めに刻んだ白菜やキャベツの食感もリズミカルに歯に響く。さらに国産小麦粉だけで打った皮の焼き目からあふれる香ばしさも格別で、食欲もビール欲も刺激されっぱなし!

本格手打 焼餃子 780円

『本格餃子 包(つつむ)』本格手打 焼餃子 780円 餃子はすべて中国人の職人による手包みで仕上げている。餡には中華スープも練りこんで、ジューシー感を生む

一方の水餃子は皮にタピオカ粉を練りこんで、ツルンッとした口当たりがこれまたクセになる。卓上の調味料は醤油や酢、黒胡椒のほか、黒酢や神戸ではポピュラーな味噌ダレもと準備万端。ひとつずつ味変しながら楽しむべし。

『本格餃子 包(つつむ)』

[住所]東京都目黒区大橋2-22-7 村田ビル1階
[電話]03-5738-8236
[営業時間]11時半〜23時半(23時LO)
[休日]無休
[交通]東急田園都市線池尻大橋駅北口から徒歩2分

撮影/貝塚隆(ニューヨーク飯店、恒源餃子、溢彩流香、森と土、ジャギ飯店、CHI-FO、包)、西崎進也(サルーズキッチンマーケット、)、取材/菜々山いく子(ニューヨーク飯店、恒源餃子、溢彩流香、包)、岡本ジュン(サルーズキッチンマーケット、森と土、ジャギ飯店、CHI-FO)

2023年6月号

※2023年6月号発売時点の情報です。

※全国での新型コロナウイルスの感染拡大等により、営業時間やメニュー等に変更が生じる可能性があるため、訪問の際は、事前に各お店に最新情報をご確認くださいますようお願いいたします。また、各自治体の情報をご参照の上、充分な感染症対策を実施し、適切なご利用をお願いいたします。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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おとなの週末Web編集部
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