美味しいアスパラガスの見分け方 根元までハリがあり、鮮やかな緑色、または黄緑色のもの、切り口が変色していないものを選びましょう。穂先の状態も要チェックです。茶色く変色していたり、開いていたり、しおれているものは収穫から時…
画像ギャラリー旬の食材は食べて美味しいだけではなく、栄養もたっぷり。本コーナーでは魚や野菜、果物など旬食材の魅力をご紹介します。
さて、今回のテーマとなる食材は?
文/おと週Web編集部、画像/写真AC
■クイズの答えは……
正解:アスパラガス
難易度:★★☆☆☆
新鮮なものはグリルで楽しんで!
アスパラガスは、古代には薬用にされていたといわれるほど薬効の高い野菜です。原産地はヨーロッパで、江戸時代後期頃にオランダ人によって長崎に伝えられたとされています。
アスパラガスは春野菜では? と思う人も多いかもしれませんね。
実は、アスパラガスには春先に収穫される春アスパラと、6~10月頃に収穫される夏アスパラがあるのです。春アスパラは濃い緑色、夏アスパラは、春アスパラと比べると緑色が淡めの黄緑色と、少し色味が違います。
また、グリーンアスパラガスとホワイトアスパラガスがありますが、種は同じです。違いは栽培方法で、グリーンアスパラガスは日光を当てて育てられるため緑色になります。もういっぽうのホワイトアスパラガスは、芽が出たら土を盛って日光を当てずに育てるため白いままなのです。
最近では紫色のパープルアスパラガスも見かけるようになりましたが、育てるのに手間がかかることから流通量は非常に少なく、お目にかかる機会は少ないのが実情です。また、紫アスパラガスは加熱すると退色して緑になってしまいます。
ホワイトアスパラガスやパープルアスパラガスはグリーンアスパラガスよりも柔らかく、青臭さが少なく甘味が強いことが特徴です。
ほかに、グリーンアスパラガスよりも細く短いミニアスパラガスもよく見かけるようになりましたが、こちらは国産ものよりタイやフィリピンなどからの輸入ものが多いようです。
ちなみに、アスパラを収穫しないままでおくと、枝が伸びてモシャモシャの状態になってしまいます。
アスパラガスは鮮度が命なので、買ったらすぐに食べるようにしましょう。保管する場合は、ビニール袋に入れるかラップに包み、立てて保存しましょう。
新鮮なアスパラガスは、旨味と甘みがたっぷり。ゆでるより塩コショウを振ってフライパンで焼く、グリルがお薦めです。
美味しいアスパラガスの見分け方
根元までハリがあり、鮮やかな緑色、または黄緑色のもの、切り口が変色していないものを選びましょう。穂先の状態も要チェックです。茶色く変色していたり、開いていたり、しおれているものは収穫から時間が経っている可能性大です。
茎の部分がシワっぽくなっているものは水分が抜けて鮮度が落ちているので避けましょう。
アスパラガスの注目栄養素
アスパラガスといえば、アミノ酸の一種であるアスパラギン酸。栄養ドリンクなどにも配合されている成分です。アスパラギン酸は体内でのエネルギー生成を促す成分で、疲労回復を促進したり、スタミナアップをサポートしてくれます。