超濃厚な旨さ「どろり酒」とは　酒屋に直撃＆おすすめ6種をご紹介

2023年6月13日 / まとめ記事

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“クラフトサケ”の登場で新たなフェーズに突入した「どぶろく」と、クラフトビール界をざわつかせる「スムージーサワーエール」。このふたつに共通しているのが、どろっとしていること。これらを“どろり酒”と称して、その魅力を存分にお届けします！どろりを知るにはどろりに強い酒屋さんに聞くべし。ということで、それぞれのジャンルに強い酒屋さんを直撃しました。これらを押さえておけば、どろりを知ったも同然です。

【どぶろく】王道に進化系のクラフトサケも

クラフトサケの登場で注目を集めるどぶろく。それにとどまらず、王道の味もまた美味揃いなのです。人気酒店『キャリカーズトーキョー　ウエスト』注目の6本がコレだ！

『ラグーンブリュワリー』　＠新潟

クロモジ香るどぶろくは加水してお燗も

口に含むと、森にいるような香りが広がる。そのヒミツは、新潟・栃尾の森で育つ「クロモジ」。蔵元自らが採って加えているという。「サラッとした飲み口で、おとなの『ハーブラッシー』みたいですよね。スパイス料理にも合うと思います。水を加えてお燗にしてみると、クロモジの香りが立って、またよかった」

翔空　ほぼ麹ドブロク　自然栽培亀ノ尾　720ml　2640円　アルコール分　15度

『板倉酒造』　＠島根

六穀から溢れる力強さと粒感に生命力を感じる

150年以上の歴史を持つ酒蔵が醸す米、大麦、粟、稗、小豆、マコモ米「六穀」どぶろく。感じるのは力強い発酵と穀物の旨みだ。「『KODANE』＝子種という名前通り、生命の営みを感じるぷちぷちとした瓶内2次発酵、自然と残る米の粒感も良い。そのままでもおいしいがソーダ割り等のアレンジも！」

活性雑穀どぶろくKODANE　675ml　2420円　アルコール分　16度

『ハッピー太郎醸造所』　＠滋賀

麹から手作り　ハッカなど副原料も個性的

蔵元の池島幸太郎さんは発酵アドバイザーとして活動。糀屋を開業した後、2022年にどぶろく醸造を始める。「しっかりと完熟まで麹を育て上げる技術は唯一無二。糀屋さんとしてのプライドを感じますね」

something　happy　赤丸薄荷　480ml　2640円　アルコール分　5度

ハッピーどぶろく　480ml　2050円　アルコール分　13度

『民宿とおの』　＠岩手

なじみある酸味　しっかりした旨み　苦手な人もぜひ

『民宿とおの』の4代目が醸すことに成功した、洗練されたどぶろく。「水もとづくり」は、自然の乳酸菌と酵母による醸造。「水もと由来の乳酸は、誰もがなじみのある酸味。酸とアルコール度数のバランスもちょうどいいです。どぶろくが苦手という人も試してほしい」。「生もとづくり」と飲み比べてみたい。

どぶろく生もと・無添加　500ml　2970円　アルコール分　12度

どぶろく水もと・無添加　500ml　2750円　アルコール分　14度

【コチラで聞きました！】

『キャリカーズトーキョー　ウエスト』　＠千歳船橋

2023年1月オープン、神田にある『キャリカーズトーキョー』の2号店。店主・白石達磨さんが飲んで、気に入った酒だけを置く、セレクト系酒屋だ。クラフトビール、ワイン、日本酒など店内の商品はほぼすべて有料試飲できる。神田店は「クラフトビール」「ナチュラルワイン」「日本酒」の3本立て。どぶろくは主に同店で販売。お燗も可能なのでお試しを。